「タクシー業界で働いてみたいけど、いろいろと不安がある」
そんな悩みにお答えします。
都内でタクシー歴12年のmasakiです。
私は以前、派遣の運送の仕事が派遣止めにあって職探しをしていました。
そこで見つけたのはタクシーの求人です。
経験不問でやる気次第では高収入も可能と書いてありました。
車の運転が好きな私には、凄く魅力的な内容でした。
でも、タクシーの仕事って専門性があって難しそうですよね。
タクシーで稼ぐテクニックだったり、道の知識だったり。
どんなにベテランのタクシードライバーでも最初は新人からスタートです。
そんな風にわりきって思い切ってタクシードライバーになって、12年続けてこれた私がそんな疑問を解決します。
それではご紹介します。
タクシーの仕事って本当に稼げるの?
結論から言うとその人のやる気次第です。
入社したての新人さんだからと言って、稼げないと言うわけではありません。
タクシーの給料は歩合制なので、売り上げを多くあげた人が稼げます。
キャリアの長さは関係なく、結果がすべてなのです。
売上を多くあげるためには、行動力が重要です。
決められた労働時間内で、効率よく動くという事です。
一日のスケジュールをしっかり管理出来て、テキパキ行動できる人はキャリアに関係なく稼いでいます。
現に私の勤めている会社でも、入社してすぐに稼いでいる新人さんも多くいます。
心機一転タクシーを始めて、モチベーションが高いのも要因の一つかもしれませんね。
とはいえ、同じ行動力の人ならもちろん知識があった方が有利です。
効率の良い営業の仕方は、会社の勉強会や先輩乗務員から習得しましょう。
でも、タクシーで稼げるかは小手先のテクニックより、あくまでも本人のやる気次第です。
ものおじすることなく、どんどんチャレンジすることが重要です。
稼げない乗務員さんの大半は、ビクビクして固定観念にとらわれている人が多いです。
ほかに稼げるエリアがあるにもかかわらず、稼げるチャンスを逃しってしまっている人も多くいます。
楽な駅つけのみにこだわったり、自分の得意なエリアだけにこだわったり。
もちろん人それぞれの考え方で、稼ぐことが全てではありません。
でも、新人のうちに多く引き出しを作っておけば、まったり営業するにしても楽に稼げますね。
新人のうちは、日々の乗務をアップデートしていきましょう。
それさえしっかり行って行動力があれば、キャリアに関係なく稼げるようになります。
地理不案内の新人でも道は覚えられるの?
タクシーの仕事をするという事は、普段のマイカーを運転する時間の何倍も車を運転する時間が増えます。
なので、自然に道も覚えてしまいます。
私も知識ゼロの状態から、タクシーの仕事をはじめて最初は不安でした。
お客様から、お叱りのお言葉を受けるのではないか不安になりますよね。
でも、どんなベテランでも最初は新人です。
そして、どんなにベテランでも全ての道を知っているわけではありません。
最初は、主要な幹線道路や有名な建物を覚えましょう。
そして、乗務するたびに新たな情報を頭に叩き込むようにしましょう。
復習が重要です。
毎日地図とにらめっこすることで、徐々に不安もなくなっていくものです。
タクシーでお客様をお乗せしたら、目的地とコースの確認をします。
重要なのがコースの確認で、お客様の希望のコースを聞くのです。
コース確認をしないで出発すると後でトラブルのもとになります。
自分が良かれと思って選択したコースでも、お客様によっては満足されないケースもあります。
もし、目的地の場所が思いつかなかったり、わからないコースを指定されたら、正直にお客様に伝えましょう。
そのやりとりを行っていれば、お客様とのトラブルにはなりません。
逆にしったかぶりをすると、お客様の怒りを買ってしまいます。
「そんなことも知らないの」と言われることもありますが、あとから大きなトラブルになるより100倍ましです。
道がわからない時はカーナビを利用するのが一般的です。
幸い今の時代、タクシーにはカーナビがほぼ100%ついています。
カーナビを使う旨お客様に確認して、再度コースをお客様に確認してください。
まれにお叱りを受けるケースもありますが、しっかりと手順をふんでいれば、お客様が道を教えてくれるケースも良くあります。
ていねいな接客をしていれば、経験上道を知らなくても怒られるケースは少ないですね。
そして日々のやり取りを重ねることで、自然と道も覚えていきます。
道をよく知っていてお客様に感謝されることは、タクシー乗務員としての大きな喜びです。
特に新人のうちは地理の予習復習をして、プロ意識を持つようにしましょう。
おのずと道も覚えられますよ。
隔日勤務とは。それぞれの勤務メリットデメリット
タクシーのメインの勤務体制と言えば、隔日勤務です。
隔日勤務は二日分を一日通しで働くイメージです。
最初は慣れが必要ですが、乗務の明けの日は休みになるため体が楽になります。
通勤や洗車も、昼日勤や夜勤の半分です。
また、同じ体勢で長時間運転するタクシーの仕事ですが、適度な休憩をとれば疲れも軽減されます。
隔日勤務の体制に慣れるためには、明けの日の過ごし方も重要です。
勤務の前の日には乗務中眠くならないように、しっかりと睡眠をとるようにします。
隔日勤務の明けの日は完全な休みととらえるのではなく、乗務のための準備の日としてとらえるのです。
どうしても乗務中に眠くなるとか、家庭の事情があって隔日勤務はやりたくないというかたは会社に相談してみましょう。
昼日勤や夜勤の勤務体制があるタクシー会社もあります。
最後にタクシーの勤務体制のそれぞれメリットとデメリットを見ていきましょう。
隔日勤務
・メリット
常務の次の日は明けで休みなので余暇が多い。
通勤や洗車作業が、昼日勤や夜勤の半分。
・デメリット
一日の乗務時間が長く慣れが必要。
昼日勤
・メリット
一般の会社勤めと同じような勤務体系なので、家族がいる方は夜の家族団らんの時間を過ごせる。
・デメリット
夜の高単価の時間帯に稼働できないので、隔日勤務や夜勤の給料より少ない。
夜勤
・メリット
22時から5時までの割増時間をフルに活用でき、高単価のお客様がメイン。
必然的に給料が多くもらえる。
・デメリット
夜と昼の生活リズムが逆転してしまい、家族との時間的なすれ違いがうまれる。
まとめ
タクシーの仕事って本当に稼げるの?
やる気次第で、経験がなくても稼げます。
基本的な稼ぎ方を習得して、先輩乗務員からの情報をもらい日々の乗務でアップデートしていきましょう。
一日のスケジュールをしっかり管理出来て、テキパキ動く行動力が重要です。
地理不案内の新人でも道は覚えられるの?
日々乗務を積み重ねていけば、自然と道は覚えられます。
ただし、しっかり地理の勉強を心がけ、プロ意識は持つようにしましょう。
お客様に対して知ったかぶりするのは、良くありません。
道がわからないのなら、お客様に正直に告げましょう。
解決策としては、お客様が道を教えてくれることもあります。また、お客様に了解を得てカーナビも利用して進行するのも一つの手段です。
隔日勤務とは。それぞれの勤務メリット、デメリット
隔日勤務は、通常の業務の二日分を通しで働くタクシーのメインの働き方です。
長時間の勤務になるので最初は慣れが必要ですが、明けの日の過ごし方と、休憩のペース配分を考えれば徐々に体も楽になります。
タクシーの勤務体制には「隔日勤務」「昼日勤」「夜勤」があります。
それぞれ稼働する時間帯と、その時間帯における売り上げの単価の高さで、メリットデメリットがあります。
私もタクシー業界に勤める前は、自分に務まるか不安でした。
12年も続けてこれたのは、この仕事が奥深くて面白い仕事だからです。
誰でも未経験からスタートしているので、きっと皆さんにも出来ます。
タクシー業界に就職してみたいというかたの役に立てれば幸いです。
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