二種免許も取得して、タクシーの地理試験も合格して、タクシー人選のスタートをきったみなさまこんにちは。
タクシー歴12年のmasakiです。
タクシー乗務員は、簡単になれると思われているかたも多いです。
実は資格取得から覚えることも多く、最初のころはストレスがかかるのも事実です。
私も緊張しながら、初めてのお客様をお乗せしたことを、昨日のことのように思い出します。
道の事にあまり不安を感じなくなるくらいになれば、体と思考も楽になり、仕事が楽しく感じれます。
そこまでは、不安と緊張の連続です。
そこで、私が新人だった頃を思い出しつつ、その当時苦労したことをご紹介します。
この記事を参考にしてもらえば、どんなことにきおつけなければいけないかわかります。
ぜひ参考にしてこれからの輝かしいタクシーライフに活かしてくださいね。
タクシー業務の流れをつかむ。3選!
晴れてタクシー乗務員になられたばかりの方は、
覚えることがあって大変です。
でも、どんなベテランドライバーでも、高い売り上げをあげるカリスマドライバーでも、最初のスタートは同じです。
だれもがみんなわからない状態で、スタートしました。
新人のうちは、覚えることもたくさんあります。
新人でもベテランでも、お客様から頂く料金はおなじです。
本来なら同じ料金をいただいているのですから、お客様に同じサービスを提供しなければいけません。
とはいえ初めからすべての事を、かんぺきにこなすことなんてできません。
まずは最低限行っていかなくてはならないことを、3点に絞ってあげさせていただきます。
道がわからない。地理への不安
タクシーを始めて一番不安なのは、道がわからないことです。
道がわからないと、お客様から怒られるのではないかと不安になりますよね。
「いつもより料金が高い」、「そんな道も知らないのか」と言われると、心が折れそうになります。
そのようなことを言われないために、お客様をお乗せしたらまず、コース確認をしっかりしましょう。
その際に道がわからなかったら、お客様に正直にその旨を伝えましょう。
知ったかぶりをしてはいけません。
あとで自分が困るだけです。
また新人だから、道がわからないで当然というスタンスをとってはいけません。
一生懸命お客様をお送りしたいという、意思を示すのです。
具体的には道がわからなかった場合に「不慣れな新人ではございますが」と前置きをして、「調べさせていただいてよろしいでしょうか」とお客様に進行していいか同意をもらいましょう。
そして調べた内容をお客様に伝えて同意をもらうのです。
いきなり道を教えてくださいというのは、NGです。
あくまでもこちら側が誠意ある対応を示すのです。
このような対応をしていれば、大きなトラブルにはなりません。
また、こちら側で調べるまでもなく、お客様が道を教えてくれる場合も多いです。
お客様と対応するときは、正直になることと、誠意を伝えることが重要です。
そして新人のうちは乗務が終わったら、必ず新しく覚えた道を復習するようにしてください。
また、少しずつでもいいので苦手な地域の道を予習しておくことも効果的です。
その様に毎乗務予習復習を続けていけば、確実に道を早く覚えられます。
また、出勤するときの不安も大幅に軽減されます。
機器類の操作
料金メーター、ナビ、無線機器などの機器類の操作はしっかり理解しておきましょう。
タクシーの仕事は運転以外にも、様々な機器を操作しなければなりません。
同時進行で複数の事をこなさなくてはならないため、いちいちマニュアルを見ながら操作していたのでは仕事になりません。
特にお客様をお乗せしている状態で、機器の操作でもたつくと、お叱りの言葉を受けます。
また、運転に集中できないので大変危険です。
分からないことは、会社の人や先輩に聞いて確実に操作できるようにしておきましょう。
接客、接遇
ていねいな接客を心がけましょう。
特に新人のうちは、はきはきとした言葉遣いで好印象をお客様に与えられるようにしましょう。
新人のうちは、なにかとミスすることも多いです。
そんな時でも、ていねいな接客で好印象の人柄を演出すれば、お客様の怒りは買いません。
ミスをした事実は同じでも、お客様が抱く感情はさまざまです。
ていねいな接客をしている乗務員なら、ミスをしても許してもらえることも多いのです。
ていねいな接客でお客様から良い印象をもってもらうと、チップをもらえるかもしれませんよ。
会社内での人付き合い
会社内では、内勤の社員と同僚の乗務員と接することになります。
内勤の社員とは、点呼をしたり乗務員の勤怠管理を行う社員です。
内勤の社員以外に顔を合わすのは同僚の乗務員です。
特に先輩乗務員からもらえる、情報は役に立ちます。
タクシーの営業は個人プレーです。
しかし、内勤の人や乗務員仲間と接する場面もあります。
気持ちよく仕事するために、良い関係を築いておきたいですね。
内勤の人との付き合い
私が入社した12年前のタクシー会社は、まだ業界も昔の色合いを残していていわゆるブラック企業が多かったです。
われわれ乗務員に対しても、上から目線で偉そうな口調の人も多くいました。
でも今は、ブラック企業体質が、社会的にも批判されています。
昔はパワハラまがいのことも、多かったです。
売上の低い乗務員を、みんなの前でつるし上げにしたりもされました。
その様なことも、今はだいぶ改善されています。
私の会社は、毎年新卒の内勤社員が入社します。
昔のいわゆるブラックの「タクシー屋さん」気質では考えられなかったことです。
業界歴の長い年配者の方ばかりでした。
以前は内勤と乗務員では上下関係がありました。
内勤のほうが偉い、という雰囲気です。
車のトラブルやお客様とのトラブルは、内勤の人から指示をうけて動きます。
心強い支えになってもらうためにも普段から、良好な関係を築いていきたいですね。
先輩乗務員との付き合い
タクシー歴が長くなればなるほど、こだわりも強くなるけいこうにあります。
なかには人間的にあくの強い人も多いです。
話しずらそうな人、えらそうな態度の人など近寄りがたい人も中にはいます。
新人のうちは、特に先輩からもらう情報はかけがえがありません。
特にベテランの人達ですから、知識が豊富です。
良い関係であれば、お客様をお乗せしやすいスポットを、教えてもらったり、わからない道を聞くこともできます。
タクシー乗務員の勤務はシフト制です。
同じ会社で働いていても、毎出番全乗務員と顔を合わせるわけではありません。
自分に有利な情報をもらうためにも、最低限顔をあわせたらあいさつはこちら側からするようにしましょう。
普段から質問しやすい雰囲気を、作っておくことが重要です。
生活リズムに慣れる。
深夜帯働くかたは、生活リズムが不規則になります。
もちろん一日のなかでは昼夜逆転します。
私の勤務体制は、タクシーの基本の勤務体制の隔日勤務です。出番と明け番を2回繰り返したのちに、公休がもらえます。
次に私の勤務時間です。
出庫時間が14時で帰庫時間は翌11時までです。
その間2時間から3時間休憩をとります。
私の場合は小刻みな休憩を2回いれて、夜に1時間から2時間仮眠をとるようにしています。
夜の仮眠はだいたい、深夜の3時くらいにとるようにしています。
朝の通勤時間の需要が高まるときの眠気防止です。
休憩は個人で営業時間内で自由にとることができます。
曜日や時期で稼ぎやすい時間がかわるので、休憩をとる時間を変えることで売り上げも変化します。
金曜日や年末の忘年会シーズンであれば、深夜帯ずっと忙しいので早めに休憩を消化することもあります。
でも、あくまでも安全第一なので眠気が起きないように心がけるのが第一ですね。
11時までに営業所に帰庫するわけですが、そのまま帰れるわけではありません。
そのあとに納金作業と洗車作業があります。
11時までに帰庫と言うのは、それまでに必ず帰ってこなくてはいけないという意味です。
なので大体10時には帰庫しています。
納金洗車が終わって家につくのが、バイク通勤なので昼の12時をまわったあたりです。
そこから軽い食事をとって、夕方まで仮眠します。
夜は23時ごろまた睡眠をとります。
朝早めに6時ごろ起きて、軽い運動をして朝食をとってまた11時頃まで仮眠します。
そして昼過ぎに次の出番の出勤をします。
だいたい、こんな感じのルーティンです。
これを2回繰り返すと公休となり、明け公休と2連休になります。
ともかくこのリズムが永遠と続くため、リズムに慣れることが重要です。
始めた当初は、営業中や明け、普段のリズムの中でも、仮眠をとることに違和感がありました。
でも、慣れれば営業中も眠くならず、体も楽になるため私にはこの生活リズムが向いていました。
タクシー業務は普通の仕事と違って、生活が不規則となります。
適度な仮眠をいれて生活リズムをつかむことが重要です。
まとめ
タクシー業務の流れをつかむ。3選!
どんなベテランドライバーでも、最初は新人でした。
最初にタクシーの業務になれることが重要です。
・道がわからない。地理への不安
コース確認して道がわからない場合は知ったかぶりせずに、正直にお客様に告げましょう。
そして、誠心誠意しらべて、進行する意思を示すことが重要です。
・機器類の操作
料金メーター、ナビ、無線機器の操作はしっかり覚えてから営業しましょう。
現場では運転操作と同時進行で機器類の操作を、しなければいけません。
操作にてこずっていると、お客様に迷惑をかけたり、安全運航に支障をきたします。
・接客、接遇
新人のミスが多いのは、しょうがないです。
ていねいな接客で好印象の人柄をお客様にしめせれば、怒りを買うことが少なくなります。
会社内での人付き合い
会社内では内勤の人と先輩乗務員と接します。
タクシー業務は、個人プレーです。
でも、業務上の連絡をうけたり、有益な情報をもらったりすることもあるので、職場の人とは良い関係性を築いていきたいです。
・内勤の人との付き合い
以前はブラックな内勤さんとの付き合い方に、気を使いました。
今はそんなことも少なくなり、業務上の連絡を受けるので良い関係性を築いていきましょう。
・先輩乗務員との付き合い
業界歴が長い人のなかには、あくの強いひともいます。
そんな先輩乗務員ですが、有益な情報ももらえます。
普段からあいさつは、こちら側から行うようにしましょう。
生活のリズムに慣れる
隔日勤務は、休憩のとり方も注意しなければいけません。
長丁場のため、安全運航するためです。
また、明けや公休の過ごし方も工夫して、自分のリズムを作ることが重要です。
私も新人時代、タクシーの仕事に慣れるのに苦労しました。
慣れてしまえば、ほかの仕事よりも自分の時間も多くとれて最高の職業だと思います。
覚えることがいっぱいあって大変だとおもいますが、まずはやるべきことにしっかり慣れるようにしましょう。
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