タクシー業界に転職するからには「高営収をあげて多く給料をもらいたい」誰もが思うことです。
タクシー会社で開示しているランキングには、どんな方が入っているのでしょう?
常連のトップランカーのかたの傾向と性格を分析してみました。
東京でタクシー運転手をして12年目になりますmasakiです。
そんなトップランカーの傾向と性格を学べば、高営収をあげる近道になります。
ただし高営収をあげることでリスクも発生します。
そんな注意点もあわせてご紹介します。
負けず嫌いである
もちろん収入を多く得たいという意識もありますが、他人に負けたくないという負けず嫌いの人がトップランカーには多いです。
タクシー会社によっては、売上ランキングを開示している会社も多くあります。
乗務員の競争意識を刺激して、会社の売上を多くあげるためです。
売上ランキングには常連のトップランカーが名をつらねています。
月間売上のランキングでも、上位に表示されている人はいつもの常連ばかりです。
他人に負けたくないという意識が働き、プライドも相まって高営収をたたき出し続けるのです。
テキパキと行動する
無駄な行動を省きトップランカーの人は営業時間内にテキパキと行動します。
タクシーは自由度の高い仕事です。
高営収を維持するためには、与えられた時間を最大限活用する必要があります。
タクシーの売上はよく水物であるといわれます。
一時的にはそうかもしれませんが、長いスパンで考えると「ついている」「ついていない」というより、確率的に稼げる行動をとっている人が高い営収をあげられるのです。
営収の高い人はそれこそ一分一秒を惜しんでお客様をお乗せすること、効率よく営収をあげることを考えながらテキパキと行動します。
あきらめない
労働時間目いっぱいつかいきり、「ついていない」ときでもあきらめません。
諦めてしまった時点で営収の伸びがとまってしまいます。
一日の流れの中で、時にはどうしようもない悪い流れの時もあります。
そんなときでも我慢して営業をつづけていれば、思いもよらぬ逆転劇をみせることもあります。
そんな逆転劇も途中であきらめてしまってはまきおこりません。
また油断もしません。
「これでいいや」と満足せずに帰庫時間ぎりぎりまでやりとげます。
言い換えれば往生際がわるいといわれるくらい、みんなストイックに行動しています。
研究熱心である
高い営収を上げるためには、技術的な引き出しも必要です。
しかも引き出しの数は多ければ多いほど、持っていて有利になります。
お客様の行き先は当然ながら乗務員が決められません。
すぐに効率よく次のお客様をお乗せするためには、地域の苦手意識があっては次のお客様を効率よくお乗せ出来ません。
行った先営業を心がけることが重要です。
またお客さまをお乗せしやすい場所や、高単価のお客様をおお乗せするためにつねにアンテナをはっています。
トップランカーは独自に研究もしています。
他のタクシー、特にスキルの高い個人タクシーや営収の高い仲間の行動を研究して自分の行動に落としいれています。
注意しなければいけない事は想像することは出来ても、実際に行動出来ている人が少ないということです。
勝手の知らないエリアでの営業では地理不安内のリスクが付きまといます。
また少し経験が長くなると安定した営収にあぐらをかいて、新たな事にチャレンジすることに躊躇してしまいがちです。
高い営収を得るにはチャレンジ精神も必要です。
トップランカーはチャレンジ精神をもって貪欲に高い営収をあげることを実践しています。
営収の高いトップランカーに見る性格
内に秘めた「なにくそ精神」を持っている方が多いような気がします。
ここでいう「なにくそ精神」とは以前の職場など過小評価されてきた自分を、あらたな職場で見返すことです。
タクシー運転手の年齢、バックグラウンドは多様です。
どちらかと言うと順風満帆に過ごしてきたかたより、訳あってタクシー運転手に転職してきた方が多いです。
以前の仕事に不満がなければそもそもタクシー運転手にはなっていません。
前の職場では認められなかったり、過小評価されたり不満もあったことでしょう。
高営収をあげることは「優秀なタクシー運転手」の称号の大きな要因の一つです。
タクシーの給料は歩合制なので、究極の成果主義です。
いままでのバックグラウンドも年齢も関係ありません。
「なにくそ精神」をもち「俺ならできる」と思われている方が、ハングリー精神が強く高営収をたたき出している傾向にあります。
最後に注意点
高営収をあげることはもちろん素晴らしい事です。
生活も豊かになり、メンタルでも以前の職場で味わってきた逆境もはねかえせます。
ただし忘れてはいけないことは、タクシーの仕事には事故や違反がつきまといます。
高い営収を意識するばかりに、事故や違反をおこしてしまってはどうにもなりません。
実際に私の12年のキャリアのなかでも、高い営収を意識するばかりに職を失ってしまった同僚を何人か見てきました。
タクシー業界では高営収をあげることが、タクシー運転手としての栄誉であるという事は間違いありません。
高営収に加えて「無事故無違反」で息の長いタクシー人生を送れることが、タクシー運転手をしての最高の栄誉なのです。
まとめ
売上ランキング上位の常連の高営収のトップランカーのかたは
- 負けず嫌い
- テキパキと行動する
- あきらめない
- 研究熱心である
と言う傾向にあります。
また性格的には前職での逆境を「なにくそ精神」でパワーに変えているかたが多く見られます。
普段は内に秘めていても、ハングリー精神が強いのです。
もちろん高営収をたたき出すトップランカーになることは立派な事です。
しかしタクシーの仕事には事故と違反がつきものです。
無事故無違反を前提に、高営収をたたき出してこそ真のトップランカーといえるでしょう。
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