Japantaxi とMOVが統合配車アプリ「GO」へ。乗務員への影響は?

タクシー

大手タクシー配車アプリJapantaxiとMOVが統合して2020年9月に「GO」が誕生しました。

われわれ乗務員にはどんな影響があるのか?

完全統合するまでの流れはどうなのか?

そんなことを記事にしました。

東京でタクシー乗務員をして12年のmasakiです。

いまのように経済が低迷していると無線営業は営収を組み立てるために必要不可欠です。

そんな風に思っている乗務員さんも多いのでは。

そして最近無線と言えばアプリからの配車が多くなりました。

そして今回の配車アプリの統合です。

何も対策しないと今後の営収に影響をおよぼしかねません

しっかりと把握して今後の営業の対策を個々に練りましょう。

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Japantaxi とMOVが統合配車アプリ「GO」へ。乗務員への影響は?

地域によって違いがありますが、前進のMOV,japantaxiの地域内のシェアの違いによって個々の無線取得本数に変化が生じます

最終的に統合されれば、トータルの配車を登録されている総台数で分け合う形になるからです。

単純には言えませんが、今まで多くのシェアがあったアプリに所属しているタクシーは配車が減り、シェアが少なかったアプリに所属しているタクシーは配車が増えるという事です。

私の働いている会社は東京の日本交通グループの会社です。

東京では抱え込んでいる顧客もMOVよりも多く、個別に配車される本数が減ると予想されます。

逆に前進のMOVに登録されていた会社はjapantaxiからの顧客の流入が期待されるため、配車される本数がいままでよりも上がると予想されます。

さらに大手の東京無線グループはjapantaxiアプリに対応しているドライバーズ端末を導入している台数がまだまだ少なく今後導入が進めば、さらに多くの台数が決まっている顧客を奪い合う結果となる事でしょう。

無線取得システムの統合

最終的には現在のjapantaxiアプリが消滅して、MOVの後継とも言っていいGOアプリに統合されます。

無線了解した時の方式もリレーキャスト方式に統一されます。

マルチキャスト方式

Japantaxiアプリが採用。

お客様がアプリから配車すると近くにいるタクシー数台に一斉に配車します。

一番早く了解した乗務員さんが無線を取得できるシステムです。

つまり早い者勝ち

リレーキャスト方式

お客様から一番近いタクシーに配車されます。

一番近いタクシーが了解しなかった時は、順次2台目、3台目のタクシーに配車されます。

最初のかたが了解ボタンを押さなかった時に限り、重複して情報が数台に行くため了解しても配車が不成立となる場合もあるようです。

前進のMOVが採用していてGOに引き継がれます。

最終的な統合は11月以降

9月1日よりMOVの名称がGOに変わり、japantaxiアプリは11月以降に消滅してGOに統合されますが、当面japantaxiアプリは存続されます。

Japantaxiのドライバーズ端末が入っている方は、統合されるまでは両方のアプリから配車されます。

取得方式はjapantaxiアプリからの配車は早い者勝ちのマルチキャスト方式、GOアプリからの配車はリレーキャスト方式です。

9月に入って2出番ほど消化しましたが、乗務員側から見てどの無線がGOアプリから入ってきたものか見わけはつきませんでした。

無線の取得方式に違いはあるにせよ、MOV、japantaxiともに乗務員が操作する無線端末は以前のまま継承されます。

個々の平均の無線取得数が落ち着くのは完全に統合されてからになりますが、それまではjapantaxiユーザーがGOにどれだけ早く移行するかがカギを握っています。

MOV端末の入っているタクシーは完全に統合されるまで、japantaxi端末の入っているタクシーにシェアを奪われる分一時的に取得できる本数が減る事が予測されます。

まとめ

このような状況から乗務員目線でみると、恩恵を受けるかたと、損失を被るかたが分かれることでしょう。

無線営業主体で組み立てていた方は、そのままの営業方法ですとライバルが増えるので営収が下がることが予想されます。

営収を維持するためには、エリアの見直しや無線待ちの比率を下げ流しの比率を高くするなど営業スタイルの見直しが必要になります。

逆にあまり無線での営収が期待できなかったかたは、無線での上澄みで営収アップが期待されます。

われわれ乗務員目線でみると、営収に直結するものなので顧客の動向をみながら柔軟に対応していきたいものですね。

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