「WiMAXを契約したいんだけどクレジットカードは使いたくない」
「未成年者でそもそもクレジットカードを持っていない」
そんなかたにお伝えします。
2020年11月の時点でクレジットカードがなくても契約できるプロバイダーは3社だけです。
しかしデビットカード払いやコンビニ払いでは支払うことはできず、選択は口座振替のみになります。
今回はクレジットカードなしで口座払いに対応したプロバイダー3社の料金を比較して、お得となるプロバイダーがどこなのか検証してみたいと思います。
クレジットカードなしでもWiMAXを契約できるプロバイダーは3社だけ
まずはじめに2020年11月の時点でWiMAXをクレジットカードなしで契約できるプロバイダーは以下の3社のみになります。
(これからご紹介する料金についてはすべて税抜価格とさせていただきます)
それがこちらのプロバイダーです。
クレジットカード払い以外の支払い方法となると銀行口座払いのみとなり、デビッドカード払いには対応しておりません。(ただしUQWiMAXは申込当初銀行口座の審査期間のみコンビニ払いに対応)
上記銀行口座振替でもWiMAXを使える3社の利用料金を比較していきましょう。
ここではデータ使用料は使い放題のギガ放題プランで比較しています。
BIGⅬOBEWiMAX2+(端末購入の場合)
初期費用
3,000円
端末代
19,200円+代引き手数料400円
ハイスピード+エリアモードオプション料(使った月のみ)
1,005円
月額料金
サービス開始月0円一か月目以降3,980円
口座振替手数料
200円
キャッシュバック
15,000円
UQWiMAX(端末購入の場合)
初期費用
3,000円
端末代
15,000円(代引き手数料はなし)
ハイスピード+エリアモードオプション料(使った月のみ)
1,005円
月額料金
サービス開始月3,880円の日割り一か月目以降3,880円(2年契約)
サービス開始月4,050円の日割り一か月目以降4,050円(しばり無し)
口座振替手数料
0円
キャッシュバック
なし
BrordWiMAX(端末購入の場合)
初期費用
18,857円
端末代
端末代は無料ですが代引き手数料400円がかかります。
ハイスピード+エリアモードオプション料(使った月のみ)
無料
月額料金
サービス開始月2,726円の日割り
1~2か月目2,726円
3~24か月3,411円
25か月目以降4,011円
口座振替手数料
200円
キャッシュバック
なし
最初にかかる初期手数料の比較
BIGLOBEWiMAX2+ | 22,600円 |
UQWiMAX(初回の請求時に) | 初月の使用料金+18,000円 |
BroadWiMAX | 22,257円 |
端末購入時は3社ともに口座振替払いにすると、初回請求時にまとまった料金が発生します。
BIGⅬOBEWiMAX2+は端末代の19,200円と事務手数料3,000円と代引き手数料の400円
端末が届いたときに代引きとして22,600円(税込24,860円)払わなければなりません。
ただしこの3社のなかでは唯一(2020年11月の時点)でキャッシュバックを実施しており翌月に15,000円キャッシュバックされます。
UQWiMAXは端末が代引きではないですが、初月の請求時に使用料と端末代金が一括請求されます。
内訳は端末代15000円+事務手数料3,000円+初月の日割りの利用料です。
BroadWiMAXは端末代は無料になっていますが、通常クレジット払いで申し込んだ時は無料となる高い初期費用18,857円が加算されます。
この初期費用と事務手数料の支払うタイミングは端末が届いた時です。
つまり端末が届いたときに初期費用18,857円と事務手数料と代引き手数料の合計22,257円(税込24,482円)を代金引換で支払う必要があります。
クレジットカードなしでも契約できるWiMAX3社の支払総額の違い
1年使った場合(端末購入キャッシュバックを受け取った場合)
BIGⅬOBEWiMAX2+ | 57,760円 |
UQWiMAX | 64,560円 |
BrordWiMAX | 64,219円 |
2年使った場合(端末購入キャッシュバックを受け取った場合)
BIGⅬOBEWiMAX2+ | 106,720円 |
UQWiMAX | 111,120円 |
BrordWiMAX | 107,551円 |
3年使った場合(端末購入キャッシュバックを受け取った場合)
BIGⅬOBEWiMAX2+ | 156,880円 |
UQWiMAX | 157,680円 |
BrordWiMAX | 158,083円 |
さらに3年以上継続的に同じプロバイダーを利用するとUQWiMAXが一番安くなります。
なぜなら3年目以降の月額料金が単純に一番安いからです。
当初は端末購入費用を補うためと言ってよいBIGLOBEWiMAX2+の高額な15,000円のキャッシュバックですが年月が過ぎるとともに、月額がUQWiMAXより100円高く手数料も200円かかるのでお得感はうすまってしまいます。
BrordWiMAXも同様で、さらに更新月に更新しないと3年目以降も9,500円と高額な違約金が発生してしまいます。
3年目以降の月額料金
BIGⅬOBEWiMAX2+ | 3,980円+振込手数料200円=4,180円 |
UQWiMAX | 3,880円(振込手数料なし) |
BrordWiMAX | 4,011円+振込手数料200円=4,211円 |
この結果から最新端末を使って1,2年の短期でWiMAXを口座振替で契約したい方には
BIGⅬOBEWiMAX2+がおすすめです。
その理由は15,000円の高額なキャッシュバックを受け取れるためです。
最初に端末代が19,200円かかりますが翌月には15,000円のキャッシュバックを受け取れるため実質最新端末を4,200円で使用できると考えることができます。
その分月額料金と振込手数料でUQWiMAXより毎月300円ほど高くなりますが、それでもUQWiMAXで端末を15,000円で購入(UQWiMAXはキャッシュバックなし)するより当面の間お得感はあがります。
次に長期契約、SIMのみを契約でWiMAXを口座振替で契約したい方には
UQWiMAXがおすすめです。
3年以上の長期利用また、WiMAXの端末をもっているというかたなら単純に月額料金が安く振込手数料が安いUQWiMAXをおすすめできます。
実はUQWiMAX,BIGⅬOBEWiMAX2+についてはSIMカードのみの契約も可能です。
SIMカードのみの契約ならば高額となる初期費用も掛かることがありません。
simのみの契約の場合、UQWiMAXの月額料金はBIGⅬOBEWiMAX2+より100円安い3,880円です。
振込手数料もないのでBIGⅬOBEWiMAX2+より月額でトータル300円安くなります。
長期契約でしばられるのはいやだ、また最初から高額な費用を負担するのは嫌だというかたなら端末を用意してUQWiMAXで契約するのもよいかもしれませんよ。
WiMAXの端末はSIMフリー端末となっています。
アマゾンなどで新品も売っていますし、中古でメルカリなどでも安く出品されています。
ではBrordWiMAXは1,2年目の月額料金は安いのに何でおすすめできないの?思われるかもしれませんが、3年しばりのあるBrordWiMAXには解約違約金が存在します。
解約違約金 | 1~12か月目 | 13~24か月 | 25か月以降更新月以外 |
BroadWiMAX | 19,000円 | 14,000円 | 9,500円 |
短期間で解約すると高額な違約金が発生してしまいます。
口座振替で支払えるUQWiMAXとBIGⅬOBEWiMAX2+については解約違約金はいつでも1,000円です。
数あるプロバイダーのなかでも解約違約金が安いのはこの2社だけです。
WiMAXの解約に関することででよくあるミスが更新月を忘れてしまうという事です。
更新月を過ぎてしまうと契約満了後でも自動更新され次の解約月までだいたいどのプロバイダーも9,500円の違約金が発生します。
違約金が1,000円なら仮に更新月を忘れてしまったとしてもダメージは小さくて済みます。
この面だけとってみても上記2社を選ぶメリットといえるでしょう。
BrordWiMAXは通常のクレジットカード契約ですと月額料金も割安で魅力あるプロバイダーです。
しかし口座振替で支払うとなると3年契約という足かせがあるうえに高額な初期費用18,857円がかかるのもあって、正直おすすめはできません。
WiMAXの支払いを口座振り込みにすることでのデメリット
WiMAXの支払いを口座振り込みにすることでのデメリットは主に
などがあげられます。
初期費用を用意しなければいけない
今まで見てきたように口座振替できるプロバイダー3社ともに契約とともに端末を購入すると20,000円前後の初期費用が必要になります。
クレジットカード払いならば、かかっても事務手数料の3,000円ほどです。
WiMAXを端末込みで口座振替で支払いたい場合はまず最初に高額がかかるという事を覚悟しなければなりません。
審査に時間がかかる
支払い方法を口座払いにすると、クレジットカード払いで申し込むときより審査に時間がかかります。
クレジットカード払いならカード会社と契約者との間で本人確認が出来ているために、ウェブ上で本人確認が完結します。
申込から利用開始まで数日から一週間ほどです。
契約するプロバイダーにもよりますが「口座振替依頼書」のようなものを郵送でやりとりしたり、銀行との間で審査、登録手続きをおこなったりとどうしても通常より開通までの時間がかかってしまいます。
そのために開通までに2週間以上かかることもあり、すぐにインターネットを使いたい方は注意が必要です。
振り替え手数料がかかる
UQWiMAXなら振替え手数料はかかりませんが、BIGⅬOBEWiMAX2+とBroadWiMAXでは月々の支払の際に200円手数料が利用料金に加算されます。
さらに紙ベースの利用明細書が必要な場合には、別途発行手数料がかかります。
クレジットカードなしでWiMAXを申し込む流れ
クレジットカードなしでもWiMAXを契約できる3社ですが、契約が完了するまでの流れが若干ちがいますのでここでご紹介します。
BIGⅬOBEWiMAX2+
ウエブ上で申し込み完了後に一度ご自宅に会員証とともに「支払い方法登録申し込み書」がおくられてきます。
こちらに銀行口座などの登録情報を記入して再度BIGLOBE側に返送する必要があります。
UQWiMAX
ウエブ上で口座手続きが完了していない場合は口座振替依頼書が郵送され、手続き完了までの1,2か月の間はコンビニ支払い専用の請求書がおくられてきます。(手数料150円)
BroadWiMAX
身分証明書をメールかFAXで提出する必要があります。
どんなことが審査される?
一部のクレジットカードの審査のように厳しい審査ではありません。
基本登録された銀行口座と契約した本人の情報がいっちしているかどうか、また以前にこれから契約するプロバイダーで未払いや悪質な滞納があったかどうかなどを審査されると思われます。
審査に落ちて訂正した情報をアップしなおすとその分使用開始時期が遅くなるので慎重に間違いがないか確認する必要があります。
登録できる銀行は
WiMAXで口座登録できる3社とも大手銀行、ゆうちょ銀行、地銀ともにカバーされています。
ほぼ問題ないとおもいますが、不安に思うかたは申し込みたいプロバイダーのホームページで確認することをおすすめします。
振替の引き落とし日はいつ?
格安SIMなどもそうですが大体月末に引き落としされるところがほとんどです。
一部の金融機関によっては翌月の3日に引き落としになるところもあるようです。
BIGⅬOBEWiMAX2+ | 26日 |
UQWiMAX | 26日 |
BroadWiMAX | 27日 |
各社ともに引き落とし日が祭日の場合は翌営業日に引き落としになります。
未成年者が口座引き落としでWiMAXを契約する時には
クレジットカード払いであれ口座引き落とし契約であれ、未成年者がWiMAXを契約する場合は「親権者同意書」と言う書類の提出が必要になります。
いずれにしても契約するには「親の同意」が必要になるので、親の名義のクレジットカードで契約することが可能ならばもっと安く契約出来る選択肢は増えます。
まとめ
WiMAXをクレジットカードなしの口座振替で契約できるプロバイダーは2020年11月の時点で次の3社のみです。
- BIGLOBEWiMAX2+
- UQWiMAX
- BroadWiMAX
WiMAX自体の通信品質はどこのプロバイダーで契約しても一緒なので契約する決め手は利用料金の安さになります。
今回の3社のなかで1,2年の短期で最新端末を購入して口座振替でWiMAXを利用するなBIGLOBEWiMAX2+がおすすめです。
なぜなら翌月に15,000円のキャッシュバックがあり、実質最新端末を格安で手に入れることができるからです。
ただし最新端末を利用しようとすると口座振替の場合20,000円という高額な初期費用が掛かってしまいます。
(BIGLOBEWiMAX2+もキャッシュバックはあるとはいえ初期費用は20,000円以上かかる)
ではクレジットカード払いでは高いと評判のよくない本家UQWiMAXのSIMのみ契約と言うのも視野に入れてみてはどうでしょうか。
月額料金は3,880円とBIGLOBEWiMAX2+より安く振替手数料もありません。
自分で中古のWiMAX端末を持っていればそれを使えばいいですし、WiMAX端末は中古、新品ともに市場に多く出回っています。
そうすれば口座振替でかかる初期の高額な費用もかかりませんし、BROADWiMAXのような長期契約にある高い違約金も発生しません。
ただやはりクレジット払いで支払うより口座振替で支払うと
- 月々の利用料金は割高になる
- 申し込みから利用まで時間がかかる
- クレジットカード払いにあるキャンペーンを受けられなくなることが多い
というデメリットは避けられません。
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