このブログを書いている2020年7月11日の時点で、東京のコロナウィルスの感染者数が連日200人をうわまわっています。
それに伴い、タクシーの売上も厳しいものとなっています。
こんにちはタクシー歴12年のmasakiです。
毎日発表されるコロナの感染者数。
タクシー乗務員ならずとも皆さん不安の方も多いと思います。
感染者数の多い報道を見ると、会社への足取りが重くなります。
今回は、東京のタクシー乗務員の売上の現状と、今後タクシー業界で生き残っていくためになにをすべきか考えていきましょう。
短期的にもとの稼ぎやすい東京のタクシー業界に戻るのは無理かもしれませんが、永遠にこの状況が続くことはありません。
今は生き抜くために我慢の時期です。
タクシー業界で耐え抜くための対策もあわせて打ち出してみました。
それでは、ご紹介します。
タクシー乗務員の給料は不確定要素が強い!
タクシー乗務員の給料は、完全歩合制です。
今回のように、コロナウィルスでお客様が減少すると、タクシー乗務員の給料にもろに直撃します。
2020年7月10日(金)昨日の現状を報告します。
東京都は自粛期間も明け休業要請も解除されましたが、この週から徐々に感染者も増え、200名以上の感染者が続きこの日には過去最多の243人を記録しました。
通常ならば、週末の金曜日で夜遅くまで飲み歩くお客様で、タクシーの需要も増えるはずですが、どの町も自粛期間ほどではありませんが閑散としていました。
感染者が増えると、お客様もすぐに反応して出歩かなくなるのが今の東京の現実です。
タクシーのお客様の上客で接待される高年齢層のかたが、健康被害を懸念して飲み歩かなくなったのが一番痛いです。
私のタクシーのキャリアは12年あり、リーマンショックや震災による自粛でお客様の減少も経験してきました。
もちろんこの時もきつかったです。
でも、コロナの感染者数の報道で左右されるような、日々のお客様の増減の変化はありませんでした。
厳しかったなりに、自分のなかでの対策とメンタルを維持をできました。
われわれ乗務員の給料は、お客様に乗っていただいた売上に応じて決まります。
今のお客様の動向は、日々の感染者数で変化します。
お客様をお乗せしたくても、お客様がいなければお乗せ出来ませんよね。
売上が少ないことにこだわりすぎると、メンタルがこわれてしまいます。
自分に出来る売上対策をしっかりとって、後は売上の減少も致し方ないとあきらめることも大事です。
あまり無理しすぎると、事故や違反をおこしてしまい、元も子もありません。
売上の落ち込み
日々の感染者数に左右されている、この時期のタクシー業界の売上。
前年同月に比べると大体3~4割減で推移しています。
平均で3~4割減ですが、一部の売上上位の乗務員さんは落ち込みがあるものの、1割程度にとどまっています。
売上上位の乗務員さんは意識が高く、自分の営業時間をいかに効率よくお客様をお乗せするかアンテナを常にはっているためです。
逆に、アンテナを張れない乗務員さんはいつもなら乗せられていたお客様を、上位のトップドライバーに食われ平均の3~4割減以上に売上が落ち込んでいるのが実情です。
コロナ禍の影響から、タクシー乗務員のなかで「弱肉強食化」が進んでいるのが現状です。
今後タクシー乗務員として生き残っていくためには?
先行きの見えないコロナ禍の中、タクシー乗務員として生活を維持していかなければいけません。
もちろん免許を失ってしまっては、タクシーの仕事を続けられないので無理しすぎないことが前提です。
お客様の需要のある時間帯に精力的に行動!
夜の街を中心に感染者数が増加しています。
お客様の夜の街に出歩く数が減っています。
タクシーの売上の伸びしろは夜の売上で左右されます。
しかし、今の状況では昼型にシフトしてみるのも、よいかもしれません。
場合によっては、隔日勤務から昼日勤に変更するのも有効です。
営業エリアの選定!
都心部には空車のタクシーが集中するため、郊外に営業エリアを変更することも有効です。
無線営業を積極的に行う!
お客様が少ない現状、お客様の方からわれわれを呼んでくれる無線営業は貴重です。
有効活用しましょう。
夜はつけ待ち営業も併用!
お客様の減少から、お客様がお乗りになられるスポットは限られてきます。
流し営業では、長時間お客様をお乗せ出来ないリスクも生まれてきます。
待てば確実にお乗せすることの出来る、つけ待ち営業を活用しましょう。
コロナ禍の中、今後の対策を考えてみました。
タクシー乗務員は、明けや公休が多く自分の時間を多く取れます。
現状安全運航につとめしっかり対策して、場合によっては休みがいっぱいあるので副業も視野に考えるのも一つの手です。
毎日売り上げのことでナーバスになって、不安もつのりますよね。
前を向いてしっかり生きていくために、やるべきことはしっかり行っていきましょう。
まとめ
タクシー乗務員の給料は不確定要素が強い!
日々のコロナの感染者数で、お客様の数が変化します。
特に今までタクシーを使っていた上客が、飲み歩かなくなってタクシーを使わなくなったのが売り上げに響いています。
売上の落ち込み
コロナ禍の現在、前年同月の営業所の売り上げ平均は、3~4割減で推移しています。
その中で売上上位のトップドライバーが背に腹変えられなく売り上げ減少を最小限に抑えようとするため、悲惨なほど売上が落ち込んでいる乗務員さんも多いです。
乗務員の中で売上の「弱肉強食化」が進んでいるのが現状です。
今後タクシー乗務員として生き残っていくためには?
安全対策をしっかりして、営業努力を行っていきましょう。
具体的には
・お客様の需要のある時間帯に精力的に行動!
・営業エリアの選定!
・無線営業を積極的に行う!
・夜はつけ待ち営業も併用!
などです。
何よりも生き抜いていくために、場合によっては副業することも視野に入れ、しっかり対策していきましょう。
私がタクシー乗務員になって12年。
リーマンショック、震災と苦難を味わってきましたが、先行きが見えないという意味で今が一番きついかもしれません。
でも、日の登らない明日はないです。
今は耐える時期です。
しっかり対策して何とか生き残っていきましょう^^
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