タクシー運転手に転職を考えている方、興味がある方はいろいろな不安がありますよね。
自分が本当にタクシー運転手としてやっていけるのかと不安がよぎると思います。
こんにちは東京でタクシー運転手を12年続けていますmasakiです。
気になるのは「収入は?道は覚えられるの?独特な勤務体制についていけるの?」
そんな疑問にお答えします。
わたしも始めたばかりのころは仕事に慣れるまではいつも不安の連続でした。
そんな私も何とかベテランの域に達することが出来ました。
この仕事を12年続けてきてたくさんの新人さんもみてきました。
そして「この人はタクシー運転手にむいているなあ」という事も分かってきました。
そんなことを交え東京のタクシー業界の転職事情をお伝えいたします。
お付き合いいただければ幸いです。
東京のタクシー運転手ってぶっちゃけ稼げるの?
結論から言うとその人のタクシーの仕事にマッチした特性とやる気次第では稼げます。
タクシーの仕事の給料は、歩合制なのでその人個人の技量に全てがかかっています。
タクシー運転手の年収の全国平均は約330万円。
私が働いている東京に限って言えば約420万円です。
(厚労省調べ)
ただしこの数字はコロナ前の数字なので今現在は30%減位に考えていた方がよさそうです。
私の給料はコロナ前では約55万位(控除前)コロナ禍の今では約10万ダウンの45万位です。
コロナ前までの年収にすると650万ほどです。
大手グループの会社に勤める私は会社のなかでも、一応トップグループの中に入っています。
会社全体の平均月収は35万から40万位でしょうか。
ですからよく求人広告などでみる、月収50万以上可能とか年収600万以上可能とかいう言葉は特に間違っていません。
コロナの今でも30万位なら普通に稼げるといった感じです。
ただし最初にも行ったようにあくまでも本人次第です。
どの様な人が稼げてどのような人が稼げないのか見ていきましょう。
稼ぐ人の特徴その1 時間の管理がしっかりできてテキパキ行動する人
タクシーの給料は歩合制です。
しっかり動いた分は営業収入につながります。
稼ぐ人の特徴その2 向上心がある
タクシーの営業エリアは広いです。
自分の好みの地域に固執せずつねに新たな狩場を模索するのが重要です。
稼ぐ人の特徴その3 諦めない
流れが悪くその日の売上が低迷していても、最後まで腐らずにやり通すことが重要です。
稼ぐ人の特長その4 つけ待ちばかりに固執しない
駅や空港、夜の繁華街でのつけ待ちを否定するわけではありませんが、固執しすぎると能率が悪くなります。
東京のタクシー営業の基本は流し営業です。
その時々の状況判断力が必要です。
逆に稼げていない人は、何となく時間を過ごしつけ待ち重視、休憩は長くてすぐにあきらめて帰庫は早めと言うかたが多いです。
売上トップレベルになるにはさらなるスキルアップが必要ですが、コロナ禍でも当たり前のことを普通にこなせばほとんどの方が月収30万以上の収入を得ることが出来ます。
素人が道を覚えられるの?
一般のドライバーと違い、毎出番長時間運転するのでくり返しの作業で自然に道は覚えられます。
事故を起こしてしまったり、タクシーの仕事が向かないといってやめていった人はいますが、道を覚えられなくて辞めていったという人は聞いたことがありません。
ただしタクシー運転手になる前に必須の地理試験に12回連続で落ちてタクシー運転手をあきらめたという事は聞いたことがありますが。
確かに地理試験はかんたんなものではありませんが、本当にまれな事例です。
道を覚えるコツはとにかく数をこなすという事です。
そして特に復習、出来れば予習を繰り返すことです。
その日に行った営業を振り返り頭にすりこむのです。
予習に関しては苦手な地域や分からない地域をあらかじめ調べて勉強することです。
タクシーにはほぼ全台カーナビがついています。
分からない行先の場合は、お客様の同意を得て入力することも可能です。
どんなベテラン運転手も最初から道を熟知していたわけではありません。
最初は道を知らない恥ずかしさや申し訳なさが先立ちますが、それをカバーする接客能力やコミュニケーション能力が重要なのです。
予習復習の勉強を常に行えば日々の繰り返しの業務の中で道は自然に覚えられるものです。
勤務時間には耐えられるの?
稼ぐことを前提にタクシー業界に転職するなら長時間勤務出来る体力は必要になります。
ただし車の運転なので力仕事ではありません。
あくまでも長時間運転できる集中力です。
それと車を運転することに向いているかどうかです。
お客様の命を預かっているわけですから当然ですよね。
事故を過去に何回も起こしてしまっているかたや、運転することが心の底から苦手というかたはタクシー運転手への転職はやめた方がいいでしょう。
稼ぐことだけを考えて転職しても、のちのち大きな事故をおこしてしまったら最終的にご自分のためになりません。
タクシーの勤務体系は通常隔日勤務と言って最大21時間業務するものになります。
大前提として運転に向いているかたでも長時間運転する体力が必要になります。
ただし昼日勤や夜勤の勤務体制がある会社もあるので、不安なかたは面接時にでも相談するとよいでしょう。
まとめ
当たり前のことをしっかりやる事を前提に、東京でタクシー運転手に転職すればコロナ禍の今でも30万以上稼ぐことは十分可能です。
コロナが収まれば50万以上稼ぐことも全然夢ではありません。
道を覚えるのは、最初は予習復習の勉強が大切ですが、くり返し業務すれば自然に覚えることが出来るでしょう。
ただし車の運転に向いていないと自覚している方、はタクシー業界への転職は考え直した方が良いでしょう。
大きな事故を起こして自分が不幸になるだけです。
東京のタクシー運転手の仕事は、今は厳しい時期ではありますが、景気が戻れば50万以上の給料をとるのは全然可能です。
最後に転職の際に会社選びは重要です。
会社によっても稼ぎやすさや待遇がちがってくるからです。
数あるタクシー会社からご自分にあった会社を見つけてくれる転職エージェントの利用をおすすめします。
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