タクシー運転手はやめとけと言われる5つの理由!【現役ドライバーが徹底解説!】

タクシー

この記事ではタクシー運転手はやめとけと良く言われる理由を5つあげ、現役タクシー運転手の立場で正直な意見を言っていきます。

タクシーの仕事関連について情報を探っていると、ネガティブな意見も耳に入り不安になりますよね。

私も14年前、タクシー運転手になろうかどうか迷っていたとき、自分に勤まるかどうか不安でいっぱいでした。

そこで、よくタクシー運転手はやめとけと言われる理由を5つあげ、そのことについて現役タクシードライバーはどう感じているかを解説していきます。

「タクシー運転手はやってみたいけど不安もいっぱい」そんな方は是非参考にしてみてくださいね

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  1. タクシー運転手はやめとけと言われる5つの理由!【現役ドライバーが徹底解説!】
    1. タクシー運転手はやめとけと言われる理由①事故、違反のリスクからは逃れられない
    2. タクシー運転手はやめとけと言われる理由②肉体労働なので体調を崩すと職を追われかねない
    3. タクシー運転手はやめとけと言われる理由③給料が歩合制なので不安定なイメージがある
    4. タクシー運転手はやめとけと言われる理由④労働時間が長いからきつい
    5. タクシー運転手はやめとけと言われる理由⑤嫌な乗客を乗せると神経を消耗する
  2. 長期的な視点でみると自動運転の普及でタクシー運転手の需要がなくなるかも
  3. こんな人はタクシー運転手に向いている
    1. 40代、50代で再就職先がなかなかみつからない
    2. 安全運転ができて事故違反を起こさない自信がある
    3. 生活水準を落としたくない
  4. こんな人はタクシー運転手に向いていない
    1. 若い世代でタクシー運転手一本でやっていきたい
    2. いままで何回も大きな事故を起こしてしまっている
    3. ただ単に楽をしたい(タクシー運転手以外にも良い再就職先の選択肢がある)
  5. タクシー運転手になるメリット3つ
    1. 40代、50代の中高年層でも就職しやすい
    2. 40代、50代の再就職先として給料水準は比較的高い
    3. 慣れれば体力的にも楽
  6. タクシー運転手になるための絶対条件は2つ
    1. 普通免許取得から21歳以上で運転経験3年以上
    2. ドクターストップがかかるような持病がない
  7. まとめ

タクシー運転手はやめとけと言われる5つの理由!【現役ドライバーが徹底解説!】

巷でよく言われるタクシー運転手はやめとけと言われる事。タクシー運転手になりたての当時私が不安に思っていた事を5つあげていきます。

結論から先に言いますと、たった1つだけベテランタクシー運転手になった今でも不安がぬぐいされないものがあります。

それは事故、違反の恐怖からは逃れられないという事。

タクシー運転手は免許が無くなってしまっては職から追われてしまいます。

タクシー運転手が免停になってしまうとどうなるか以下の記事で解説しています。

タクシー運転手の仕事で免停後に待ち受けていること

なので、

  • よく事故違反をおこしてしまう
  • 車の運転に向いていないと自覚している

そんな方へはタクシー運転手はやめとけと言いたいです

のちのちご自分が不幸になるだけですし、また新らたに仕事を探す苦労をしなければならないから。

そのことを含めタクシー運転手はやめとけと言われる5つの理由をあげ、現役の立場がどう感じているか解説していきますね。

  • 理由①事故、違反のリスクからは逃れられない
  • 理由②肉体労働なので体調をくずすと職を追われかねない
  • 理由③給料が歩合制なので不安定なイメージがある
  • 理由④労働時間が長いからきつい
  • 理由⑤嫌な乗客を乗せると神経を消耗する

営業レベルなどの細かなデメリットは以下の記事をご参照ください。

【タクシー運転手のデメリット18選!】私が実際に働いてきて感じた事!

タクシー運転手はやめとけと言われる理由①事故、違反のリスクからは逃れられない

冒頭でも説明したようにタクシー運転手は事故、違反を起こしてしまい免許がなくなってしまうと職を失ってしまいます。

これは年を取るごと、運転手歴が長くなるほど強烈に覆いかぶさってきています。

34才でタクシー運転手になった私も今年で48才、もしタクシー運転手の仕事を追われてしまったら次の仕事を探すのは難しいでしょう。

仕事として車の運転に携わって行くので、タクシー運転手になりたいのであれば、絶対に事故、違反は起こさないという覚悟が必要です。

タクシー運転手はやめとけと言われる理由②肉体労働なので体調を崩すと職を追われかねない

タクシー運転手は肉体労働というと語弊があるかもしれませんが、歩合給のため現場で働いてなんぼです。

長期間体調を崩してタクシーの運転ができなければ、職を失ってしまかねません。

もちろんタクシー運転手も会社員なので、入院などの場合、傷病手当、業務上のけがなら労災は支給されます。

ただ職業病として腰を悪くしてしまったり、首などの間接痛を患ってしまうと運転に支障をきたしてしまいます。

そのような状態になってしまうと、働きたくても働けません。

タクシー運転手は体が資本になるので、常日頃からの健康管理が重要になります。

タクシー運転手はやめとけと言われる理由③給料が歩合制なので不安定なイメージがある

給料が歩合制というとどんなイメージがわくでしょうか?

その時の運や景気に左右され、良いときは50万稼げたけど次の月は20万になってしまった。

そんな風に想像されるかもしれません。

実際はそんなことはなく、決まったエリア、決まった営業方法のパターンをつかめばそこまで乱高下することなく安定します。

私は東京という恵まれた地域で営業しています。

肌感覚としてこの厳しいご時世でも教科書通りに営業すれば、手取り30万は十分に可能です。

根拠としては去年のデータになりますがこのときもコロナ禍の真っ最中でした。

2020年8月度東京タクシー営業日誌

2020年9月度東京タクシー営業日誌

エリアやお客さまをお乗せするテクニックを習得すればもちろんそれ以上も狙えます。

タクシー運転手の給料は歩合制とはいえ、その方のやり方でほぼ毎月安定するものです。

タクシー運転手はやめとけと言われる理由④労働時間が長いからきつい

タクシーの最もポピュラーな勤務体制、隔日勤務というのは1出番最大21時間働くというものです。

21時間というと長く感じるかもしれませんが、次の日は必ず明けといって休みになるので個人的にはむしろ楽だと感じています。

詳しくは以下の記事をご参照ください。

【タクシーの隔日勤務】はきつい!?慣れれば楽になるって本当なの

【タクシー隔日勤務】の労働時間は?現役乗務員が実情を明かします

また営業中はお客様を探すのに必死になるので、以外と早く時間が過ぎると感じるものです。

ただ隔日勤務は特殊な働き方のため、なじめるかなじめないかは個人差にもよります。

向かない方は昼日勤、夜日勤という働き方も選択肢としてありますよ。

タクシー運転手はやめとけと言われる理由⑤嫌な乗客を乗せると神経を消耗する

たしかにタクシーのお客様は良い方ばかりとは限りません。

なかには嫌な方をお乗せすることもままあります。

ただし、タクシーは不特定多数の方をお乗せするので同じ方を再びお乗せすることはほぼありません。

何を言われても気にしすぎずやり過ごせばそこまで神経を消耗することもないです。

入社後会社から接客のマニュアルを教わるかと思いますが、つけ入るすきを与えないようにするのが重要です。

あとは毅然と対応。ほぼこれでトラブルはなくなります。

長期的な視点でみると自動運転の普及でタクシー運転手の需要がなくなるかも

今までは現状のタクシー運転手という職に対するマイナスイメージを、現役の私がどう感じているかを解説してきました。

ここでは長期的な視点でタクシー運転手の職がどうなってしまうのか考えていきます。

タクシー運転手の職は向こう数年で無くなってしまうことはないでしょう。

しかし、あと10年20年後には少なくとも現状と同じではなくなっているはずです。

もしかしたら20年後以降には完全にタクシー運転手は必要なくなっているかもしれません。

理由はタクシーの自動運転化に向けての加速。

すでに海外ではタクシーの自動運転化が進められていて、日本でも新宿でJPNタクシーの自動運転化の実証実験がされています。

日本にも進出している配車アプリDiDiのDiDiChuxing(滴滴出行)も2030年までに100万台にのぼる自動運転タクシーを導入するとすでに発表済。

ライドシェア無人化の衝撃!中国DiDi「自動運転車100万台」宣言

若い世代がタクシー運転手になるならやめとけとはいいません。

しかし、タクシーの自動運転化が加速するため、長期的な視点でタクシー事業そのものに関わるか、タクシー運転手と同時並行で他の職に就くスキルを身に付ける必要があるといえます。

こんな人はタクシー運転手に向いている

現状、タクシーの仕事がよほど好きというかた以外、他に良いあてがあるのであれば、そちらへ就職された方が個人的には良いと思います。

なぜならその方の適性にもよりますが、一生懸命働いたとしても職を失ってしまうリスクもあるため。

ただし、他に良い働き先がみつからないなど切羽詰まった理由があるのであれば働き甲斐のある素晴らしい仕事です。

ではどのような方がタクシー運転手に向いているのでしょう。

私がタクシー運転手に向いている方というのは以下のような方です。

  • 40代、50代で再就職先がなかなかみつからない
  • 安全運転ができて事故違反をおこさない自信がある
  • 生活水準を落としたくない

40代、50代で再就職先がなかなかみつからない

タクシーの仕事は年齢不問、スキル不問で40代、50代の方が就職しやすい業界です。

なんらかのスキルをもっている方でなければ40代、50代で再就職するのは難しいですよね。

なんらかの深刻な理由で現在の仕事をやめたい、クビになってしまった

そんな40代、50代の方さらに運転の適性があるのであれば、タクシー運転手になるのをおすすめします。

道を覚えたり、不安もあると思いますが、業務的なことは以外と後から身につくものです。

安全運転ができて事故違反を起こさない自信がある

タクシー運転手になるための第一条件は安全運転を行えるスキルがあるかどうかです

またこれからも絶対事故、違反を起こさないという自信も大事。

タクシー運転手は免許が無くなってしまっては仕事を続けられなくなってしまうため、事故違反を絶対おこさないという覚悟が必要です。

生活水準を落としたくない

私の営業エリアの東京では、手取り30万位なら射程圏内です

ざっと求人情報をみても年齢、スキル不問で30万以上稼げる仕事ってなかなかないですよね。

前職で30万以上稼いでいて生活レベルを落としたくない。

そんな方はタクシー運転手の仕事にチャレンジしてみる価値ありです。

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こんな人はタクシー運転手に向いていない

次にタクシー運転手の仕事に向いていない方を考えていきます。

今後のタクシー業界の展望もふまえつつ、安易につなぎでやってみよう、楽そうだからやってみようそんな考えのかたへはタクシー運転手になることをおすすめしません

タクシー運転手はお客様の命を預かって、お給料を頂くお仕事ですし、前述のとおり事故や違反をおこしてしまい職を失ってしまうこともあるから。

具体的には以下のような方はタクシー運転手にむいていないと考えます。

  • 若い世代でタクシー運転手一本でやっていきたい
  • いままで何回も大きな事故を起こしてしまっている
  • ただ単に楽をしたい(タクシー運転手以外にも良い再就職先の選択肢がある)

若い世代でタクシー運転手一本でやっていきたい

タクシー運転手の仕事は、少なくとも数十年後には今と全く違ったものになっているはず。

タクシーの自動運転化の波が押し寄せているからです。

いまの20代が働き盛りとなっている40代になっているときにはタクシー運転手という職業自体がなくなっているかもしれません。

タクシー事業は需要がある以上なくなりはしないと思います。

タクシー事業に携わるという意味なら、若い方は業界にとっても貴重な存在。

ただ現状のままの運転手を生涯続けることは、業界をとりまく状況をみて厳しそうかなと考えてしまいます。

いままで何回も大きな事故を起こしてしまっている

あきらかに事故を起こしやすいと自覚している方はタクシー運転手の仕事はやめといたほうがよいです。

のちのちご自分が不幸になるだけですし、場合によっては人生そのものを棒にふってしまいます。

他の選択肢を考えるようにしましょう。

ただ単に楽をしたい(タクシー運転手以外にも良い再就職先の選択肢がある)

タクシー運転手の仕事は事故違反のリスクを背負って職を追われる可能性があります。

現状他の選択肢もあって、タクシー運転手になるのは楽そうだからという理由だけなら、タクシー運転手になることはおすすめできません。

よほど給料面にひらきがあるのなら別ですが、生活をしていく上で支障がないなら私ならリスクの少ない職を選びます。

タクシー運転手になるメリット3つ

私がタクシー運転手になってよかったこと、メリットを厳選して3つあげていきます。

運転の仕事ということで事故、違反のリスクからはのがれられませんがそれをクリアすれば面白く、素晴らしい職業でもあります。

でなければ14年もタクシー運転手の仕事を続けてこれなかったと思います。

  • 40代、50代の中高年層でも就職しやすい
  • 40代、50代の再就職先として給料水準は比較的高い
  • 慣れれば体力的にも楽

40代、50代の中高年層でも就職しやすい

タクシー会社の多くは40代、50代でも採用しています。

全国のタクシー運転者の平均年齢は60歳となっていて40代ならまだまだ若手、50代でも平均年齢以下となっています。

http://www.taxi-japan.or.jp/pdf/Taxi_Today_2020.pdf

40代以上でのスキル不問での再就職先をみつけるのって難しいですよね。

正社員雇用になるとさらにハードルが上がってしまいます。

タクシー業界なら40代、50代でも比較的かんたんに正社員採用されることが可能です。

40代、50代の再就職先として給料水準は比較的高い

コロナ禍以前の水準になりますが私の営業エリアの東京の平均年収が471万となっています。

http://www.taxi-japan.or.jp/pdf/toukei_chousa/tinginR1.pdf

この数字はあくまでも平均なので、タクシー運転手のなかにはゆったりやっている方やローカルな地域でゆっくりやっている方もいます。

稼ぎやすい都心部でそこそこ頑張って営業すれば、厳しいコロナ禍といえ手取り30万も十分射程圏内です。

このまま状況がよくなれば40万、50万も努力次第で十分目指せます。

慣れれば体力的にも楽

隔日勤務に慣れれば、仕事の翌日は必ず休みになります。

関連記事

【タクシーの隔日勤務】はきつい!?慣れれば楽になるって本当なの

慣れれば体も楽になり、趣味や家族サービスに時間を割くことも可能です。

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タクシー運転手になるための絶対条件は2つ

タクシー運転手になるための絶対条件は2つあります。

  1. タクシー運転手になるための2種免許の取得要件
  2. 安全運行上、タクシー会社における採用条件

です。

それぞれみていきましょう。

タクシー運転手になるためのより詳細は以下の記事をご覧ください。

【タクシー運転手になるには?】絶対必要!デビュー前にやるべきことを徹底解説!

普通免許取得から21歳以上で運転経験3年以上

これはタクシー運転手になるにために、取らなくてはならない2種免許の取得要件です。

ただし今後道交法の改正で2022年までに19才以上運転経験年数1年に緩和。

2種免許を取得する費用については、東京のタクシーなら会社で費用を負担してくれるところがほとんどです。

さらに2種免許の教習中や研修期間中も給料が支給されるのが一般的です。

ドクターストップがかかるような持病がない

タクシー会社に入社するにあたって健康診断を受けなければなりません。

車の運転に支障がでるような持病がある場合、採用されません

ドクターストップがかかるような病気をもっているのであれば、タクシー運転手をあきらめなければなりません。

でも実際高年齢化の進むタクシー運転手の方のなかには生活習慣病を抱えている方も多くいます。

採用されるかされないかはタクシー会社にもよりますが、軽い生活習慣病を抱えているからと言ってあきらめる必要はありません。

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まとめ

私の考えるタクシー運転手はやめとけと言われる理由は以下の5つ

  • 理由①事故、違反のリスクからは逃れられない
  • 理由②肉体労働なので体調をくずすと職を追われかねない
  • 理由③給料が歩合制なので不安定なイメージがある
  • 理由④労働時間が長いからきつい
  • 理由⑤嫌な乗客を乗せると神経を消耗する

この中で特に「理由①の事故、違反のリスクから逃れられない」は、いくらタクシー運転手を長く続けていてもなっても精神的にのしかかってきます。

タクシー運転手になりたいのであれば、事故、違反は絶対におこさないという覚悟が必要です

免許がなくなってしまうと働きたくても働けなくなってしまうから。

なので、安易な気持ちで「楽そうだから、簡単そうだから」そんな気持ちタクシー運転手になることはおすすめできません。

しかし、真剣に取り組むのであれば、生活を立て直し充実した第2の人生を歩むことも可能です。

14年前、34才で職探しで悩んでいた私もタクシーの仕事に出会えて救われた一人です。

特に

  • 40,50代で再就職先がなかなかみつからない
  • これからの生活を立て直したい

そんな方はタクシー運転手になるというのも悪い選択肢ではないですよ。

タクシー運転手への転職を考えているのであれば、タクシー転職の専門のエージェントに登録するのがおすすめ。

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最後までお読みいただきありがとうございます。

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