「タクシーのつり銭はいくら位用意すればよいの?」
「そして足りなくなったときは、どうやって補充しているの?」
そんな疑問にお答えします。
都内タクシー歴12年のmasakiです。
最初にタクシーをはじめた時は、つり銭って会社が用意してくれるものだと思っていました。
まれに用意してくれる会社もあるようですが、ほとんどは自分で用意しなくてはいけません。
お客様をお乗せして、つり銭が少なくなってくると不安になりますよね。
つり銭は自分のお金なので、防犯対策をとりながらしっかり準備しておきたいものです。
つり銭が無くなると補充のため営業時間をロスしてしまいます。
そこで、12年のタクシー経験がある私が行ってきたつり銭の準備の仕方と、足りなくなりそうなときの対処法をご紹介します。
つり銭小銭編
私は画像にもあるように少しチープなこのつり銭箱に、小銭を入れてつかっています。
具体的には、500円=10枚 100円=36枚 50円=14枚 10円=360枚と大体こんな感じです。
なぜ半端な枚数かといえば、このつり銭箱におさまる枚数がこんな感じだからです。
このつり銭箱は、12年前の初乗務のときに同乗指導してくれた先輩乗務員のすすめで買ったものです。
タクシー乗務員アイテムのなかでも少しレアアイテムで、同僚でも同じものを使っている人はなかなかいません。
みんな持っているタクシーアイテムと言えば、取っ手のついたセカンドバッグのようなつり銭箱です。
このセカンドバッグタイプはどこのガススタンドでも売っていて、多くの乗務員が使っています。
なぜこのつり銭箱を使っているかと言えば、私の乗っているセダンタイプのギアの前のスペースにすっぽり収まるからです。
一見収納枚数が少ないように感じますが、一日の営業で増減はあるものの完全に足りなくなって困ったことはありません。
お客様に渡す小銭のおつりは、メーターのめぐりあわせで増減します。
現金支払いのお客様は気を使ってくれて、端数を添えて支払ってくれる方も多くいます。
また、1000円未満の支払いでは小銭で支払ってくれるお客様も多いです。
つまり、小銭のつり銭は減っていくばかりではなく、増える場合もあるのです。
一日の営業の中で見ると、増えたり減ったりしながら、大体用意したつり銭で足りることがほとんどです。
ただし500円硬貨は少し様子が違います。
細かい小銭を持つことを、嫌う方も多くいます。
ポケットや財布が重くなったりかさばらないように、おつりを500円でもらうのです。
例えば580円の料金で1080円支払い、おつりを500円玉でもらうといったようにです。
私のつり銭箱に入る500円玉が少ないため、そのようなお客様がかさなると500円玉が無くなりそうになります。
なので、予備のためにトランクの中の財布には10枚程500円硬貨を予備として持っています。
500円玉硬貨は他の小銭と違って、ガススタンドで両替してくれるところが少ないのです。
年々タクシーの支払いもキャシュレス化がすすみ、小銭でつり銭を渡すケースも少なくなってきました。
その弊害で、以前はよくあった端数の小銭をチップとして乗務員にくれるケースも減ってきました。
一日単位でみると少額ですが、年間にすると大きな金額になります。
タクシー乗務員としては、少し痛い部分ですね。
結論として、一日のなかで手持ちの小銭は増減するため、私のコンパクトな小銭入れでも、困ったことがありません。
つり銭お札編
お札のつり銭は、出庫時に千円札17枚1万7千円分運転席の横のコンソールボックスに用意しておきます。
私は100均の小物入れを利用しています。
ポケットがついているので、高額紙幣を分けて入れられて便利です。
厚手のビニール製のものと違ってメッシュ素材なので、折り曲げても壊れません。
千円札がこの枚数だと、めぐりあわせで低額の運賃を高額紙幣で立て続けに支払われるとつり銭が足りなくなります。
そのため、トランクの中の財布には千円札30枚はストックしています。
トランクの中に分けているのは、防犯対策です。
私は経験ありませんが、タクシー強盗や窃盗被害もないとは限りません。
あらかじめ対策は行っておきたいですよね。
千円札も、営業を重ねるごとに増えていく傾向にあります。
小銭同様全てのお客様が、高額紙幣で支払うわけではないのです。
ただ、タイミングで高額紙幣での支払いが続くと、手持ちの千円札がなくなってしまいます。
そのようなときに、不機嫌になってしまう乗務員のかたもいます。
不機嫌になっても、お客さまが支払い方法を変えてくれるわけではありません。
むしろ、クレームになってしまうおそれもあります。
お客様への対応は、気を付けなければいけません。
つり銭が無くなるたびに両替に行っていたのでは、営業できるはずの時間がロスしてしまいます。
トランクに予備があれば、手持ちの千円札が無くなりそうになっても安心感があります。
タクシーの仕事で稼ぐためには、与えられた時間を最大限、営業に活かすことです。
防犯対策はしっかりとりつつ、いざという時のために準備しておきたいですね。
つり銭が足りなくなったらどうする?
私は完全になくなる前に、ガススタンドで補充するようにしています。
たいていのガススタンドでは、両替をしてくれます。
タクシー用のガススタンドは、一般のガソリンスタンドのようにそこら中にはありません。
ガススタンドの近くにお客様をお送りするなど、通りかかった時にはガスが減っていなくても立ち寄るようにしています。
そこで少ない金種があれば、両替するのです。
他に休憩時、自動販売機やコンビニで買い物するときに小銭をもらうように意識します。
今のコンビニは両替をお願いしても、断られることがほとんどです。
そもそも、両替お断りの張り紙が張ってあるお店も多いです。
コンビニでおつりをもらうにしても100円の物を買って、一万円札を出すのはどうしても気が引けてしまいます。
常識の範囲でとどめておきたいですよね。
そのためにも防犯対策を行いつつ、しっかりした準備はしておきましょう。
まとめ
つり銭小銭編
私のつり銭は500円=10枚 100円=36枚 50円=14枚 10円=360枚くらいです。
入社当時から愛用している、つり銭ボックスに入れています。
わけは、私の乗っているセダンのギアの前におけるからです。
この小銭の量でもこまったことはありません。
まれに、500円玉が足りなくなるので、トランクのなかの財布に予備を用意しています。
小銭のつり銭は増減するため、元の状態から極端に増えたり減ったりしません。
つり銭お札編
つり銭の千円札は、出庫時に千円札で17枚1万7千円分用意しています。
これだけだと足りなくなるリスクがあるので、防犯対策としてトランクの中の財布に千円札30枚ストックしています。
少額の運賃で高額紙幣の支払いがつづくと、イラっとしてしまいがちです。
態度に出してしまうと、クレームの原因にもなるので注意してください。
つり銭が足りなくなったらどうする?
足りなくなる前に、補充することをおすすめします。
タクシーのガススタンドでは、両替サービスを行っています。
ガススタンドは数が少ないです。
近くを通りかかった時には、ガスがあまり減っていなくても両替のために立ち寄るようにしています。
コンビニでのあからさまな両替はあまりおすすめできません。
用があるときに、少し意識して小銭のおつりをもらう位にとどめておきましょう。
タクシーのつり銭は、防犯対策をしつつしっかり準備しておきたいですね。
私の12年愛用している小銭入れは、車との置き場所の相性からコンパクトです。
金種にもよりますが、支払いで増減するため極端になくなることはありません。
でも、つり銭が足りなくなるとお客様にも迷惑をかけますし、
営業のロスにもなります。
不安であれば私より、少し多めに準備しておいても良いでしょう。
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