あーあ今日もぜんぜんマンシュウ引けないで、売上もさんざんだったよ!
ヒロタくんどうだった今日?
今日は絶好調でマンシュウ3本引いちゃいました。しかも一本は鎌倉で2マンシュウオーバーです。
なーぬー!じゃあ今日の帰りの飯はヒロタ君のおごりね!
しょうがないなー。でも全然余裕っすよ。マンシュウ3本もひけたから。
よくこんな会話がタクシー会社の納金室や休憩所でくり広げられています。
今回はタクシードライバーの夢マンシュウの魅力と、マンシュウが与えるタクシードライバーへの影響について考えていきましょう。
こんにちはタクシー歴12年のmasakiです。
何と言っていてもタクシードライバーをしていて至福の時が、お客様をお乗せして「ちょっと遠くなんですけどいいですか?」そんな言葉をいってもらったときです。
平静を装っていても心の中ではガッツポーズです。
マンシュウをひけば必然的に売上アップにつながります。
でも単に売上アップになるだけじゃなく、タクシードライバーの武勇伝にもなるのです。
タクシードライバーの仕事をしていくうえでの一つの楽しみです。
中には何年も前のマンシュウの話を、いまだに語る先輩もいるくらいです。
でもマンシュウにこだわりすぎると、売上に悪影響をおよぼしてしまうことも。
そんな原因とともにマンシュウの魅力について考えていきましょう。
タクシードライバーの夢!マンシュウとは
マンシュウとは一般的にタクシードライバーのなかで使われる言葉で、一回で1万円以上の営業案件を言います。
万収、つまりマンシュウです。
ツイッター上のマンシュウをご紹介します。
ちなみに上から二つは私のツイートですが、最近はコロナの影響でマンシュウもさっぱり減りました。(泣き)
また謎ポイントとしてアイコンにフィリピンの国旗があるのは、カミさんがフィリピン人だからです。
その日の売上にマンシュウ案件があると、マンシュウ案件が売上を構成する割合が非常に高くなります。
低迷していた流れも、マンシュウ案件がある事で一発逆転が可能になります。
また序盤にマンシュウ案件があれば、その日の売上に期待が持てます。
タクシードライバーにとって売上イコール給料ですから、良い売り上げをあげることに必死になるのです。
毎回の売上が給料に直結するところが、タクシーの仕事の魅力でもあり、逆につらい部分でもあります。
一回の営業で大幅に売上をアップさせられるマンシュウは、大げさに言えばタクシードライバーにとって夢なのです。
マンシュウで時間効率アップその1!一撃必殺!
極端な話になりますが1万円の売上をあげるために、420円のお客様なら24組お乗せしなければなりません。
マンシュウ案件なら、一組のお客様で1万円の売上をあげられます。
タクシーの仕事で一番大変なのはお客さまをみつけてお乗せすることです。
マンシュウ案件は、そんな大変なお客様を探す作業することを減らせます。
当然お客様を探している間は売上が発生しません。
つまり、時間当たりの効率が上がるという事です。
マンシュウで時間効率アップその2!高速利用で時間短縮!
マンシュウ案件は基本長距離移動になります。
長距離移動するので、高速道路を使う場合がほとんどです。
高速道路を利用することで、売上の時間効率がアップします。
高速道路を使うメリットは二つあります。
一つはスピードを出せて高速移動できることです。
タクシーのメータは距離によって上がる仕組みになっているので高速で移動すれば必然的に時間効率がアップします。
もちろん一般道でも、速度をあげれば時間効率がアップしますが違反のリスクがあがります。
当たり前ですよね。
二つ目は信号で止められることがないという事です。
高速道路上では信号がないため、常に移動できます。
タクシーのメーターは距離とともに、時間でもメーターが上がりますが、一定の速度以上出てれば圧倒的に移動していた方が時間効率は良くなります。
つまり高速道路上では常に移動しているため、売上の時間効率が上がるということです。
ただしタクシードライバー泣かせなのが、高速道路上での渋滞です。
タクシーは高速道路に入ると、メーターの高速ボタンを押さなければいけません。
高速ボタンを押すと時間でメーターが上がらなくなります。
渋滞で超低速や完全に止まってしまうと、一般道で走行しているときよりも時間効率が悪くなってしまいます。
そんなまれなケースもありますが通常は高速道路をつかうことによって大幅に売上の時間効率が上がるのです。
マンシュウが与えるタクシードライバーへの影響は?
マンシュウ案件を効率よく狙って引けるようになれば、間違いなく良い売上をあげられるトップドライバーの仲間入りになれます。
ただし注意しなければいけない事が、マンシュウにこだわるあまり時間効率を下げてしまっては何にもならないという事です。
われわれタクシードライバーの給料は、日々の売上の積み重ねによって決まります。
逆説的になりますがいくらマンシュウ案件をたくさん引いても、トータルの売上が低ければ給料はあがりません。
よくあるのがマンシュウにこだわるあまりつけ待ちで待機時間が長くなってしまう事や、特定のマンシュウの出やすいエリアにこだわりすぎて時間効率を落としてしまう事です。
考えることは皆おなじなのです。
給料をアップさせるためにはあくまでも時間効率メインの立ち回りが必要になります。
マンシュウを狙って引けるトップドライバーは、持っている引き出しも豊富です。
時間や曜日、周りの状況をよく読むことが出来るのです。
逆に言えば失敗しないよう見切りも速いという事です。
人間過去に良い思いをすると、そのことが頭から離れません。
一日単位の売上を大幅にアップさせるマンシュウはタクシードライバーにとって中毒性があります。
しかし、あくまでも積み重ねの作業が重要なのがタクシードライバーの仕事なのです。
破壊力抜群のマンシュウを効率よく引いてトップドライバーの仲間入りになるには、情報量や経験を増やしつつその時々の状況判断が必要になります。
まとめ
タクシードライバーの夢マンシュウとは
タクシードライバーのなかで、一回1万円以上の案件をマンシュウと言います。
単価が大きいので、1日単位での売り上げのにおおきく影響します。
序盤低迷していても、一発逆転も可能です。
一回の売上で大幅に売り上げをアップさせられるマンシュウはタクシードライバーにとって夢なのです。
マンシュウで時間効率アップその1!一撃必殺!
タクシーの仕事で一番大変なのはお客様を探すことです。
金額ベースでみると低単価のお客様を探す時間を一撃で短縮できるため、時間効率がアップします。
マンシュウで時間効率アップその2!高速利用で時間短縮!
マンシュウ案件は長距離移動になるので、必然的に高速道路をが多くなります。
高速道路を使うメリットは2つあります。
一つは合法的にスピードが出せるのでメーターの上りがはやくなり、時間効率が上がります。
二つ目は信号がなく、連続走行するので時間効率がアップします。
ただし渋滞中の高速道路では待機メータが上がりませんので、時間効率が下がることがまれにあります。
渋滞情報にきおつけましょう。
マンシュウが与えるタクシードライバーへの影響は?
マンシュウを効率よくゲットできればいうことありませんが、マンシュウにこだわるあまり時間効率を下げては何にもなりません。
過去に良い思いをしたことがあるとなかなか頭から離れませんが、こだわりすぎず多くの引き出しを作ることが大事です。
われわれの給料は日々の売上の積み重ねです。
マンシュウに重きを置くのではなく、重きを置くのはあくまでも時間効率です。
いかがでしたでしょうか。
今はコロナの影響で、まえよりマンシュウを引ける確率も下がりましたね。
会社のなかでも、売上自慢をする雰囲気ではありません。
みんな毎日の売上を作る事に必死です。
早くコロナが収束して、またみんなで売上自慢できるような雰囲気に戻ってもらいたいですね^^
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