タクシー運転手をやってみてきつい事は?
これからタクシー運転手になりたいかたは不安になりますよね。
長時間労働に耐えられるか?酔っぱらいなどの嫌な乗客から絡まれたらどうしよう?
私も最初は不安でした。
こんにちはタクシー歴12年のmasakiです。
今回は12年私がタクシー運転手を続けてきて感じた事を記事にしました。
実際に働いてみたからこそ思う事と、合わせてこんな人はタクシー運転手には向かないと思う方を、正直に書いてみたのでお付き合いいただければ幸いです。
どんなことがつらいの?
タクシーの仕事をしたことない人は想像するに労働時間が長い、酔っぱらいに絡まれるそんな悪い印象をもつことでしょう。
実際勤務シフトによっては労働時間も長いですし、たまに嫌なお客様をお乗せするときもあります。
小さな事をふくめて以前にこんな記事を書きましたのでこちらをご参照ください。
どんな仕事にも不平不満を言ったらきりがありません。
どれも慣れが必要なものばかりです。
長時間勤務はタクシー運転手をやって慣れてくれば、次の日は明け番になるので個人差はあるかもしれませんが私はむしろ他の仕事と比べて楽に感じます。
嫌な乗客についても再び同じかたが乗ってくる確率はほんのわずかなので、長くても数十分我慢して割り切ればすむことです。
その様な事より収入面で売上があがらない時の方が精神的にきついです。
みなさんご存じのようにタクシー運転手の給料は歩合制の成果主義です。
逆に言えば決定的な事故や違反をおこさない限り、些細な嫌なことなどは良い成果が吹きとばしてしまうものです。
そもそもタクシーの仕事が苦痛に思えてしまう人
では大前提としてタクシーに向かない人をあげさせていただきます。
運転することが苦痛
長時間運転するのはタクシーをはじめドライバーの仕事には避けて通れません。
収入のためだけにタクシー運転手を選び、運転するのが心から嫌いだと思うのならタクシーの仕事を続けていくのは難しいでしょう。
ただし運転することが下手だと自分で思い込んで、タクシー運転手に向かないと思っているだけなら心配ありません。
むしろ慎重に臆病なくらい安全意識をもつ方の方がタクシー運転手に向いていると思います。
自分は運転がうまいと思い込みスピードを出しすぎたり、きわどい運転をするより臆病なくらい安全意識を持つことの方が重要です。
持病をもっている
長時間同じ姿勢で運転するので腰など、間接痛の持病をお持ちの方はきついかもしれません。
無理してタクシードライバーになってしまうと、持病が悪化してしまう恐れもあります。
また高血圧の方も注意が必要です。
どこのタクシー会社もお客様の命を預かっている仕事がら運転手の健康管理、特に高血圧にはうるさいです。
後は無呼吸症候群などです。
運転中に寝てしまって事故を起こしてしまってはご自分が不幸になるだけです。
健康に不安があるまま運転するのは本当にきついです。
幸い私は大きな持病はありませんが、たまに首を寝違えたりお腹が痛かったりしただけでもそんなときの乗務は本当に苦痛です。
持病をお持ちの方はしっかり治してからの転職をおすすめします。
集中力が持続しない
集中力が持続しないといっても、机に向かって勉強する集中力とかではないです。
あくまでも運転中の集中力についてです。
過去に何度も大きな事故を起こしてしまったりして、運転することに集中できないと自覚している方はタクシー運転手への転職はやめた方が良いです。
些細なきつさは売上の満足感が吹きとばす
別に営業所で営業成績がトップになるとかではないです。
あくまでも自分で設定した満足のいく売上をあげられ、日々継続できれば多少きついことがあっても報われるものです。
タクシー運転手の仕事内容だけが魅力で転職してきたかたは少ないと思います。
休みがあるなど魅力的な部分もあるタクシーの仕事ですが、やはり収入に魅力を感じてタクシー運転手になった方も多いはずです。
もちろん個人差はあるでしょうが、前に書いた「タクシー運転手に向かない人」以外はそんなにきつい仕事ではありません。
あくまでも主観的で他の人になったことがあるわけじゃないのでわかりませんが。
でも実際高齢のかたもタクシー運転手にはたくさんいますし、女性ドライバーも活躍しています。
私はタクシー運転手になる前は、パチンコ店水商売派遣の配送ドライバーを経験してきました。
どれも肉体労働などの仕事からくらべると楽そうな仕事ばかりですが、それでもタクシー運転手より体力的にはきつく感じました。
タクシー運転手は歩合制の成果主義のため日々の売上が即給料に反映されます。
多少の体力的なつらさより、収入の減少で生活がさきゆかなくなる精神的なもののほうがつらいです。
今回のコロナのように経済が長期間低迷すればなおさらです。
そんなときでも最低限自分の生活を維持できるだけの売上を稼ぎ出すのは、個々の運転手の技術力にかかっています。
厳しい時でもタクシー運転手としてやり抜いて生活を維持できたというのは今後の糧にもなります。
単純に日々の売上に一喜一憂するのではなく実績を積み上げることが自信にもつながります。
そんな売上に対する自信が満足感につながり些細なきつさなんかふきとばしてくれます。
まとめ
タクシー運転手特有の長時間労働や乗客とのトラブルなどはタクシー運転手になる最低限の適性があれば慣れてきます。
実際に私が働いてみて、今まで経験した仕事の中では体力的には一番楽な仕事です。
むしろ歩合制の給料体系なので収入面で落ち込んだ時の方が精神的なつらさを感じます。
景気が落ち込んできたときなどでも、確固たる売上をあげるスキルを兼ねそろえていれば些細なきつさなどは気になりません。
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