タクシー運転手が免停になったらどうなるの?
タクシーを始めて間もないんだけと、違反がつみかさなってくると免停になってしまうのが不安になるだろうなあ。
今回はそんな悩みを抱えている方向けの記事になります。
東京でタクシーの運転手をして12年になりますmasaki(masakitblog2020)です。
タクシー運転手にとって命の次に大事なのが運転免許証。
免停になってしまうと、当然タクシーでの営業はできなくなります。
小さな違反でもつみかさなってくると不安になりますよね。
われわれタクシー運転手は長時間運転するので事故違反のリスクとは切っても切り離せません。
つまりどんなに注意していても、免停になってしまうリスクはゼロにならないのです。
もしもタクシー運転手が免停になってしまったら「免停期間中どの様な事をするのか?」「収入はどうなるの?」このあたりにクローズアップして解説していきます。
この記事で分かる事
- タクシー運転手が免停になってしまったらどうなるの
- 免停で営業ができない間の給料はどうなるの
- 最悪免許取り消しになったらどうなるの
タクシー運転手の仕事で免停後に待ち受けていること
会社によって免停になってしまったときの対応策が分かれます。
免停期間中会社で行う事は雑用だったり、内勤に転向したりさまざまです。
タクシー会社が経営する別会社で働かせてもらうというのもよく聞く話です。
一部のタクシー会社ではLPGスタンドを経営してところもあるので、そこの充填員として免停期間中は働かせてもらうのもよく聞く話ですね。
免停中につなぎの働く場を提供してくれる会社はまだよい方で、中には自分でバイトを探さなければいけなくなる会社もあるようです。
私の会社の場合、免停共済というものを毎月会社で少しづつ積み立てていて、免停になって営業できない間は、雑用をすることで基本給+共済代で日額8000円ほどが支給されます。
雑用の作業内容はタクシーが出庫や帰庫するときの交通整理、会社内の掃除などです。
いずれにしろ、免停になってしまうと当然タクシー業務はできません。
当然タクシーで稼いでいた金額を担保してくれる会社などあるはずもなく、会社のスタンスとしても働けないのでかわいそうだから食いつないでゆく場を提供してあげているといったものになります。
免停中の給料はどうなるの?
タクシー業務で営業できないわけですから、休職してしまえば当然1円も支給されません。
会社によって免停中に働く場を設けている会社も、そこで得られる給料はタクシーの給料とは別物です。
くり返しにはなりますが、会社側は収入が途絶えると困るだろうから働く場を提供してあげているというスタンスにすぎないのです。
給料もコンビニなどのバイトで得られる給料と大差ないと思ってよいでしょう。
特にタクシーで50万以上など稼ぎの良い方なら、保険料などの毎月給料から控除される額も大きなものになります。
そのような控除額は休職していても発生するため、バイト代程度の給料から控除額を差し引くと手元にいくらも残りません。
タクシー運転手が免停になったときには、バイト代程度の給料で食いつないで行かなければならなくなるので、最低数か月暮らせるくらいの貯蓄はしておいた方がよいですね。
免停中はタクシー業務からの給料が発生しないため、会社が提供してくれる働く場や共済、自分でアルバイトなどをして食いつないでいくことになります。
免停中は有給休暇は使えないの?
会社の就業規則によりますが、免停中に有給休暇を使えるという会社はあってもほんの一部でしょう。
基本、免停中に有給休暇を使えると考えるのはやめておいた方がよさそうです。
本来有給休暇の使い道は法律で定めがありません。
しかし私の知っている限り、免停中に有給休暇を消化して良いという会社は聞いたことがありません。
ぶっちゃけタクシー会社としても、免停になるごとに運転手に有給休暇を使われると経営面が圧迫されてしまいます。
もし現状を変えようとするならば、就業規則をかえなければいけません。
労使交渉をして、場合によっては労働基準局に相談したりして大変な労力を消費します。
基本免停中、有給休暇は使えないものと思っておいた方が良いでしょう。
免停期間が長期間に及ぶ。最悪免許取り消しになったら
短期間の免停なら復職して会社に利益をもたらしてくれるだろう運転手も、長期間の免許の停止や取り消しで営業できる道がとだえてしまえばお払い箱です。
つまりその様な運転手は会社としてもかかえている意味がありません。
仕事を辞めざるを得なくなるでしょう、
厳しいとらえかたかもしれませんが、所詮タクシー運転手なんて使い捨てです。
今まで見てきたようにつなぎの職を与えてくれる会社もありますが、あくまで復帰して会社に利益をもたらしてくれるであろうという期待も込めてです。
その期待が長期間の免停や、免許の取り消しなどによりとだえてしまったなら、会社もその方を抱えている意味がなくなってしまいます。
シビアにかんがえるとタクシー運転手にとっての免許証はそれほど命と同じくらい重要なのです。
なので目先の売上よりまずは事故、違反にきおつけなければいけません。
さらにくり返しにはなりますが注意していても事故違反のリスクが付きまとうのがタクシー運転手の仕事。
なので何かあったときのために最低限の貯蓄も必要となってきます。
ある程度頑張ればサラリーマンの平均以上稼げるタクシー運転手ですが、免許が無くなるとお払い箱となるシビアな一面もあるのです。
まとめ
タクシー運転手が免停になってしまうと、タクシーでの稼ぎが無くなってしまいます。
そのためつなぎの働き口を提供してくれる会社もあります。
その種類は会社によって違いますが、免停共済による雑用だったり、会社の経営するLPGスタンドの充填員だったり、内勤だったり様々です。
その様な環境が整っていない会社では、食いつないでいくために自分でバイトを探さなければいけなくなるかもしれません。
- 所属している会社で対応策が変わる
- 雑用や別の部署で働かせてくれる会社もある
- 休職してしまえば当然1円も支給されない
- 雑用をおこなったり自分でバイトをするにしても所得は大幅に下がる
- 常に免停になってしまうリスクがある仕事なので最低限の貯蓄は必要
- 有給休暇については免停中はほとんどの会社で使えないと思ってよい。
例え免停中に働く場を提供してくれている会社も、のちのちその方が復職して会社に利益をもたらしてくれるであろうという期待も込めたものです。
長期間の免停であったり、免許取り消しになったり会社に利益をもたらしてくれるのぞみが途絶えてしまったらどうでしょう。
はっきりいって会社から見たらその方を抱えている意味がなくなってしまいます。
会社としても休職しているかたを抱えているだけで社会保険料などの経費は毎月かかるのです。
単刀直入にいえば、免許が無くなってしまえばタクシー運転手を辞めざるをえません。
そのようなことのないように、命と同じくらい大事な免許を守るべく、日々安全運転に努めていかなくてはならないのです。
- 長期の免停や免許取り消しになってしまった場合、職を去らなければいけなくなると覚悟したほうがよい
- タクシー運転手にとってそれ程運転免許は重要なので、常に安全運転、事故防止に努めることが大事
またいくら安全運転を行っていても、事故違反のリスクはゼロにはなりません。
タクシー運転手の仕事をしていくうえで免停のリスクは拭い去れません。
なのでタクシー運転手の仕事をしていくうえで、少なくとも数か月無収入でも暮らせるくらいの貯蓄は作っておく必要がありますね。
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