ECサイトのスマホ販売ページで、よく目につくumidigi(ユミデジ)というメーカーのスマホ。
価格がやけに安いけど、購入してよいものなのか少し心配になってしまいます。
私は過去に2機種umidigiのスマホを購入しており、その経験からumidigiスマホを買ってよい方、買わない方が良い方に分けて解説させていただきます。
さらにumidigiスマホを買う事で得られるメリットとデメリット、おすすめの機種も紹介させていただきます。
購入の参考にして頂けたら幸いです。
そもそもumidigiってなんぞや?
中国の広東省深セン市に拠点を置く通信機器メーカーで世界の20か国以上で幅広くビジネスを展開しています。
近年では日本の市場にも本格参入しアマゾンのスマートフォンの売れ筋ランキングでも上位表示されるほどです。
われわれユーザーからみるumidigiの魅力は、何と言っても価格の安さです。
1~2万円台で気軽にスマホを購入できます。
umidigiスマホ は買いなのか?
使いかたや考えかたによって、umidigiのスマホを買ってもよい方と買わないほうが良い方に分かれます。
では説明していきます。
買っても良いかた
手ごろな価格のサブスマホが欲しい
メインのスマホをもっていて、安価なサブスマホを探しているかたにはピッタリの選択です。
1万円台から購入できるので、最新のアンドロイドOSを触ってみたい、メインスマホが壊れたときの保険、自宅での使用用途にかぎるなどサブスマホの役割をしっかりとはたしてくれます。
サブスマホがほしいけど高いお金は出せないというかたにおすすめです。
そこまでの高スペックはもとめない
umidigiスマホのラインナップを見ると、ロースペックからミドルスペックのものがほとんどです。
普段使いできる性能で十分という方にはおすすめです。
高負荷なゲームをしない限り、動画の視聴、ブラウジングなど普段使いには問題ありません。
とはいえ最新のS5proなどはantutuスコア30万点近くあり、高負荷なゲームも遊べる仕様になっていますが。
ただS5proなどの3万円近くの価格帯になると、他のメーカーからも同価格帯のコスパの良い機種がたくさん出ています。
umidigiの魅力は1~2万円台の機種のコスパの高さにあります。
高負荷なゲームはせず普段使いメインのかたにはピッタリの選択です。
買わない方が良いかた
高スペックをもとめるかた
買ったほうがよいかたのところでもいいましたが、umidigiのラインナップはロースペック、ミドルスペック中心です。
高負荷なゲームを楽しみたい、最高の画質で動画を視聴したい、最高の画質の写真、動画撮影を楽しみたいこのような方にはumidigiのスマホは向きません。
では安かろう悪かろうのイメージを持たれるかもしれませんが、実際そこまで悪くありません。
人それぞれスマホの性能に求めるものに違いはありますが、ミドルクラスのスペックでも普通の使い方をするには十分なスペックです。
高度な補償をもとめるかた
メーカーの一年保障およびAmazonなどで購入すれば初期不良のようなものはもちろん返品交換してもらえます。
ただあまり高度な補償は期待できないかもしれません。
ここでいう高度な補償とは、キャリアが販売している端末や、iphoneのアップルケアーなどのようなものです。
Umidigi端末で不具合に遭遇してしまったら運が悪かったとあきらめるぐらいの気持ちを持っていた方が良いかと思います。
決定的な不具合や故障なら返品、交換も可能ですが、多少の不具合なら値段も安いし我慢できるそんな方にはおすすめです。
Umidigiのメリットデメリット
メリットその1値段が安い
値段の安さがumidigiの一番の魅力です。
しかも値段の割には高性能で、機能も充実しています。
更に見た目のカッコよさ、同梱物の充実などがあげれます。
基本画面に保護フィルムが最初から貼り付けられ、専用のケースも付属しており(これはumidigiに限らず中国のメーカー全般に言えることですが)アクセサリーを購入後買いそろえる必要がありません。
ただし付属のケースについては黒のラバー製のものが定番で、つけるとせっかくのボディーの美しさが引き立ちません。
できたらTPUのクリアケースにしてほしいものです。
メリットその2Amazonで気軽に買える
中華スマホでありながら、AmazonなどのECサイトで手軽に買えることがあげられます。
日本のECサイトで購入することで、注文してからの手元に届くのが早く、さらに不具合があれば返品交換もスムーズに行ってもらえます。
メリットその3技適マークがついていて安心
Umidigi以外の中華製のスマホもAmazonなどでは多くみかけますが、技適マークのついていないスマホがほとんどです。
一応技適マークのついていないスマホを無許可で使用すると電波法違反の罪に問われるおそれがあります。
気になる方はumidigiスマホには技適マークがついているので大腕を振って国内で使うことが出来ます。
メリットその4対応バンドが豊富
国内のドコモ、au,ソフトバンクのすべてのバンドにフル対応しています。
ただしauに関しては通信規格が特殊なのでバンドに対応していてもつながらないことがあります。
au系のsimをお使いの方は、購入前に機種の口コミなどを確認することをおすすめします。
さらに言えばちょっとした裏技のような設定の仕方もネット上ではあがっており、少し手を加えることでau系はもとより、今話題の楽天のsimでも使えるようになるという報告が上がっています。
基本国内キャリアバンドにフル対応していますがau系は相性問題があります。
ドコモ系、ソフトバンク系のsimなら問題なく使えるといってよいでしょう。
デメリットその1不具合が不安
不具合、特に初期不良が多いのが今までのumidigiスマホの特徴になります。
1,2回のファームアップデートを繰り返して徐々に使える端末になっていく流れが多いです。
新機種が発表されたからと言って、すぐに飛びついてしまうと初期不良の餌食になってしまう事が考えられます。
発売されてから1,2か月様子を見てからの購入がベストかもしれませんね。
デメリットその2カメラ性能が微妙
スマホで撮った画像や動画は、スペック上のカメラの画素数だけでは他の機種と比較することが出来ません。
仮にスペック上の画素数の値が高くても、カメラアプリのチューニングによって実際は思ったほどきれいな画像、動画が取れないことも多いのです。
そういった意味ではumidigi端末全般に撮影性能が微妙だといえます。
とはいえ、私のように画像にあまりこだわりをもたないし、動画もほとんど撮らないというかたにとってみれば問題のあるレベルではないといっていいでしょう。
umidigi端末の評判
2020umidigiおすすめ端末
Umidigiのスマホは新機種が発表されるペースは非常に速いです。
中国国内ではタフネススマホ「バイソン」と低価格ながらミドルスペックのcpuヘリオP60を積んだ「A9pro」
も発表されており日本でも近々購入できるようになると思います。
Amazonを中心に国内ECサイトで購入できるumidigi端末を、ちょっと紹介させていただきます。
S5pro
現行発売されているumidigi機の中ではもっともハイスペックな端末です。
6.39インチ有機ELフルHD+ディスプレイ搭載。
ポップアップカメラ搭載
CPUはヘリオG90Tを搭載しておりantutuスコアは約30万点弱。
このくらいのベンチマーク結果があれば比較的重いゲームも快適に遊べます。
ネックとなるのは低価格が売りのumidigiだけに3万弱の価格は少し微妙です。
これでも十分安いのですが、xiomiのredmiシリーズもコスパが良いので目移りしてしまいます。
ディスプレイ | 6.39インチ有機ELディスプレイ |
重さ | 202g |
Soc | Mediatek HelioG90T |
メモリ | 6GB |
ストレージ | 256GB |
バッテリー | 4680mAh |
A7pro
UmidigiのAシリーズと言えばエントリーモデルロースペックと言うのが定番ですが、A7proは6.3インチの大画面にram4GBとストレージ128GBを積みミドルスペックに迫る勢いが魅力のモデルです。
充電ケーブルもusbタイプCケーブルが採用されています。
ただ搭載されているsocがヘリオP23でantutu12万点ほどです。
必要最小限の軽い作業や軽いゲームをするには問題のないスペックですがAmazonでの通常価格が¥1,7000と考えるとコスパの面では微妙です。
セールなどで¥1,2000~¥1,3000くらいであれば買いかもしれません。
ディスプレイ | 6.3インチ液晶ディスプレイ |
重さ | 212g |
Soc | Mediatek HelioP23 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GBor128GB |
バッテリー | 4150mAh |
A3X
私の持っているA3proの後継機、これぞumidigiの代名詞ともいえるスペックを削って徹底的に価格を抑えた機種の代表になります。
はっきりいってゲームをするかたはこの機種を買ってはいけません。
Antutuスコアも50,000点ほどと通常の軽いブラウジングでもかなりのもっさり感は否めません。
ただしメインスマホが壊れた時用のサブスマホを探している方、スマホはラインなどのSNSと通話くらいしか使わないというライトユーザーのかたにはおすすめです。
何と言ってもAmazonで通常価格が¥1,3000弱です。
ディスプレイ | 5.7インチ液晶 |
重さ | 186g |
Soc | Mediatek HelioA22 |
メモリ | 3GB |
ストレージ | 16GB |
バッテリー | 3300mAh |
まとめ
Umidigiスマホは買いなのか?
ズバリ多少の不具合はがまんできる方には買いです。
コスパの良さとか、不具合の多さとか賛否両論ありますが、次々と発表される新しい魅力ある端末を低価格で提供してくれる姿勢が魅力でもあります。
どうしても注目しちゃうんですよね。
更にこれから日本でも発表されるであろうA9proはsocにhelioP60(antutu約15万点)を採用しながら¥1,5000円以下の価格を実現できるであろうと予測されます。
このくらいの性能があれば重いゲームをしない限り普段使いでは動作もサクサクです。
やはり初期不良は気になりますが中国で先行発売されるので、動向をみて問題ないのであれば間違いなく買いの一台です。
更に個人的妄想ではmediatekのdimensityシリーズという恐ろしくコスパの良いSOCがあるのですが、(中国では3万円台で最強ともいえるantutu50万点台の機種も発表されています。)そんな夢のようなSOCを積んで3万円位の端末を発表してくれたら間違いなくバカ売れすると思います。
安かろう悪かろうの悪いイメージを一気に払拭するには思い切った戦略と、アップデートなどで販売した製品のアフターケアをこまめにすることがumidigiが一般ユーザーに受け入れられる最低条件だと思います。
コメント