- バイクにどんな盗難対策をすればよいかわからない
- 新しくバイクを買ったばかりで盗難にあうのが心配
- バイク盗難についての話題を耳にして明日は我が身と心配になった
そんな方におすすめの内容となっています。
バイクの防犯グッズは様々なものがあります。
安いものから、強力なバイクロックなどは10万円以上するものまで…。
ご自分のバイク盗難対策について考える時、はたしてどんな対策を取ってよいか迷ってしまいますよね。
そこでこの記事では、
- バイク盗難に対する考え方
- 盗難対策について基本的におさえる事
- おすすめの盗難防止グッズ
をご紹介していきます。
これから「バイクの盗難対策を行っていきたい」・「盗難対策を強化していきたい」そんな方はぜひ参考にしてくださいね。
バイク盗難防止に対する考え方
バイクの盗難防止対策を行うとき、一番はじめに頭においてもらいたいものは、「防犯対策は、盗難被害に対しての抑止力である」ということ。
窃盗犯のターゲットから、自分のバイクを外させることが重要です。
信じがたいかもしれませんが、盗難にあったバイクの3割は無施錠。(埼玉県自転車盗・オートバイ盗対策)
この事実から、しっかり鍵をかけて基本的な防犯対策をとることで、多くの盗難被害からは真逃れることができるといえます。
しかし、どんなバイクでも同じ対策をとれば十分とはいいきれません。
ボロボロの原付と市場価値の高い高級バイクでは、どちらが窃盗犯から狙われるか火を見るよりあきらか。
つまり、窃盗犯に狙われやすいバイクほどより強力な防犯対策という抑止力が必要になってくるわけです。
よく言われる、バイクの盗難対策にやりすぎはないといわれる理由です。
バイク盗難対策にやりすぎは必要!?被害に合う前におさえておきたいこと7選!
以下に盗難に合いやすいバイクをメーカー別・排気量別にあげておきます。(ZuttoRideClub2017年調べ)
1
メーカー | HONDA125cc以下 | HONDA126cc以上 | YAMAH125cc以下 | YAMAHA126cc以上 | SUZUKI125cc以下 | SUZUKI126cc以上 | KAWASAKI |
1位 | PCX125 | CB400SF | ジョグ | SR400 | アドレスV125 | ハヤブサ1300 | ニンジャ250/R |
2位 | モンキー | PCX150 | シグナス125X | YZF-R25 | アドレス110 | GSR250 | ゼファー400/X |
3位 | ディオ | フォルツァ | ビーノ | マジェスティ | レッツ4 | スカイウェイブ250 | ZRX1200DAEG |
4位 | エイプ50 | CBR250R | NMAX125 | セロー250 | アドレスV50 | バーグマン | ニンジャ400/R |
5位 | ジョルノ | CB400SB | アクシストリート | マグザム | GN125H | GSX-R1000 | ニンジャ1000 |
窃盗犯のターゲットにされやすいバイクに乗っている方は、そうでないバイクよりより強固な対策をする必要があるので参考にしてみてください。
ただ明らかに言えることとして、何も防犯対策をとっていないより、対策を取ることで盗難リスクは下げられるということ。
まずは以下で解説する基本的な防犯対策をおさえるようにしましょう。
バイク盗難防止の基本的な対策3つ
バイクを盗難されないために、おさえておきたい基本対策は以下
- 犯人にバイクの車種を認識させない
- 2重ロックを心がける
- アラーム併用で犯人を怯ませる
バイクの保管場所や車種により、より強力な対策が必要になりますが、まずは基本事項をおさえておきましょう。
犯人にバイクの車種を認識させない
まずは犯人に、ターゲットとなるバイクを認識させないということ。
一番手軽な方法としては、バイクカバーをかけるということです。
犯人からしてみれば、そもそもターゲットとなるバイクを見つけだせなければ盗みようがありません。
究極を言えば完全に人目につかない、屋内ガレージなどに保管すること。
また、屋外駐輪場などでも、人目に付きにくい場所に停めておくほど犯人はバイクを認識しづらくなります。
しかし、なかなかそのような恵まれた環境にバイクを停められる方も少ないはず。
なので、少しでも犯人にご自分のバイクの露出を防ぐため、バイクカバーは面倒でも必ずかけるようにしましょう。
2重ロックを心がける
バイク盗難の状況をみると、前に述べたように3割が無施錠状態。
しっかりキーロックをするとともに、後で解説するチェーンロックなどの、補助キーで施錠すれば盗難のターゲットにされる確率をグッと減らせます。
さらに2重より3重、3重より4重とロックの数を増やすことで、盗みだす手間が増え盗難されるリスクをさらに減らせます。
しかし、たくさんロックするには手間もお金もかかってしまいますよね。
なので手間と防犯対策の両立を踏まえたうえで、最低2重ロックをこころがけるようにしましょう。
またロックするとき、地球ロックといわれる車体とポール・アンカーなど固定物にロックすることでも、車体ごと盗難されるリスクを減らすことができます。
アラーム併用で犯人を怯ませる
どんなにバイクの存在を隠したり、ロックしていても執拗にバイクを盗み出そうとする犯人を撃退する、最後の砦が防犯アラームの設置。
周囲に警報音で犯行を知らせることで、犯行を踏みとどませる効果を得られます。
バイクの防犯アラームの種類は単体のものから、バイクロックに付属されているものまで。
犯人は、犯行を見られたり、通報されたりするのを一番に嫌います。
バイクロックとともに、アラームを設置することで盗難リスクを減らすことができます。
代表的なバイクロックの種類3つ
ここからは、種類も多く値段も様々なバイクロックについてみていきます。
ロックの種類によって、使用する状況や特性も違ってくるので、ご自分にあったバイクロックを選んでください。
チェーン・ワイヤーロック
バイクロックといえば一番に思い浮かぶのがチェーンロックやワイヤーロックといったもの。
タイヤホイールにかけて、車輪をロックします。
バイク盗難に効果的といわれる地球ロックを、行うときにも使うのがワイヤーロックやチェーンロック。
値段や素材も様々で、安いものでは1,000円代から高価なものになると10万円オーバーのものまであります。
チェーンロックやワイヤーロックを選ぶ際、素材の質や太さにも注目。具体的にはチェーンロックなら太さ10mm以上、また地球ロックをするのであれば長さも1.2m以上あるのがおすすめです。
また、意外と見落としてしまうのが、防犯性能以外のシリンダーやキーの耐久性。
基本、外で使用するものなので、水やほこり砂などがシリンダー内に侵入すると鍵が開かなくなってしまうことも考えられます。
最悪バイクにロックした状態で鍵が開かなくなった場合、業者を依頼したり工具を自分で用意して壊すのに手間や費用がかかってしまします。
チェーン・ワイヤーロックを選ぶ際、防犯性能はもちろんのこと、壊れにくい鍵のものを選ぶのもポイントです。
あまり安物のワイヤー・チェーンロックはさけるようにし、しっかりしたメーカーのものを選ぶようにしましょう。
U字ロック
U字ロックは合金鋼などのU字状アーム部分をホイールをロックする、バイクロックです。
コンパクトで頑丈、取り回しが楽な反面、自分のバイクのサイズに見合ったものでないと取り付けられない、地球ロックがしづらいなどのデメリットもあります。
選ぶ際のポイントは、サイズに注意するということ。
小さすぎると取り付けられませんし、大きすぎると工具などで壊しやすくなってしまうからです。
U字ロックは、高価なチェーンロックに比べるともとめやすい価格になっています。
2つめの補助的ロックや外出時の防犯用としておすすめです。
ディスクロック
ディスクロックは、バイクのブレーキディスクにセットしてタイヤを回転させないようにするバイクロックです
ディスクロックの特徴は何と言ってもコンパクトでとても軽いということ。
逆に、つけ忘れていると転倒や故障の原因になる、コンパクトゆえに外から防犯対策しているアピール力に劣るというデメリットもあります。
ディスクロックには、防犯アラーム付きのものも用意されています。
そのようなディスクロックを選べば、ロックとしての機能だけでなく警報アラームとして2重の防犯効果を得られます。
ディスクロックを選ぶときにはご自分のバイクに合うものかどうかしっかりチェックしてください。
ロック本体のピンや隙間が、バイクのディスクに合わないと使用できないためです。
ディスクロックはコンパクトで軽いので、外出利用や通常時の防犯強化したい方におすすめのバイクロックです。
バイク盗難防止グッズおすすめ10選
ここからはおすすめのバイク盗難防止グッズをご紹介していきます。
ご自分の状況に合わせて(普段バイクを置いている場所・狙われやすいバイクかどうか・外出時の盗難対策など)最適なものを選んでくださいね。
Homwarmバイクカバー
バイク盗難対策を行っていく上で、重要なのがバイクカバーをかけるということ。
犯人から車種をわかりづらくさせるとともに、防犯対策に対して意識が高いというアピールにもつながります。
Homwarmバイクカバー の特徴は300Dオックス生地仕様で対水圧2,000paという耐久性。
また特殊加工されているため、あなたのバイクを紫外線から守ってくれます。
サイズも3種類用意されているので、原付から大型バイクまでさまざまなバイクに対応しています。
デイトナ(DAYTONA) STRONGER チェーンロック
デイトナ(DAYTONA) STRONGERは信頼のバイク用品メーカーデイトナのチェーンロック。
2.0mサイズで1万円前後と決して安くないものの、Φ12の極太チェーンやチェーン本体に大きく記された「STRONGERLOCK・DAYTONA」の文字が防犯意識の高さを大きくアピールしてくれます。
また、ピッキングに強い6シリンダーキーの採用、ロック本体はディスクロックとしても利用可能、LEDつきキーの採用という特徴も兼ねそろえています。
本体重量は6,4kg(2,0m)と大変重いので、自宅用の防犯強化でワンランク上のバイクロックを求めるかたにおすすめです。
TEOOTD極太チェーンロック
TEOOTD極太チェーンロックの特徴としては一方に丸環がついていること。通常のチェーンロックのようにリング状にしての使い方のほかに遠距離ロックなど幅広い取付方法が可能な点が挙げられます。
Φ10mmの熱処理済みのスチール合金で見た目のゴツさで、防犯のアピール力も十分。
ロック部(南京錠部分)についても内径の小さいパッドロックが採用されていてボトルクリッパーや油圧カッターが入りにくい設計が採用されています。
また、鍵穴部分にはしっかりとした防塵シャッターが装備されており、メインとなる屋外での使用に配慮されています。
デイトナ(DAYTONA) STRONGER スチールリンクロック
こちらは最初にもご紹介した信頼のデイトナ製のバイク用ワイヤーロック。
チェーンロックと比べて約1kgと非常に軽量なのが特長。
スチールリンクの2層構造になっているので、ワイヤー部が太く大きな防犯アピールになります。
ロック部分は回転するので、ロックのしやすさにも配慮。
盗難対策はしたいけど、毎回重いチェーンロックをつけることには抵抗があるといった方におすすめです。
斉工舎(SAIKO) GODZILLAワイヤーロック
GODZILLAロックといえばバイク用ロックのなかで定評のある老舗ブランド。
こちらの製品はそんなゴジラブランドのワイヤーロックです。
赤のワイヤーにGODZILLAのロゴ、防犯アピールもばっちり。
値段も3,000円前後なので、非常に手に取りやすくなっています。
原付や通勤バイクなどに乗っていてあまり高いバイクロックを買う余裕がない。
そんな方へおすすめの入門用バイクロックです。
Favotoダイヤル式チェーンロック
Favotoダイヤル式チェーンロック は5桁ダイヤル式のチェーンロック。
2,000円以下で購入でき、重量も680g(94cm)と軽量なのも特徴。
高価なチェーンロックに比べて防犯性能は劣りますが、取り扱いやすさやキー式ロックのシリンダーの不具合が不安といった方におすすめ。
原付・ミニバイクなどの盗難対策や、軽いので外出時の盗難対策に活用してみてはいかがでしょう。
デイトナ(DAYTONA) STRONGER U字ロック
デイトナSTRONGERシリーズのU字型バイクロック。
数あるバイク用U字ロックのなかでも、非常に人気があり、ユーザーからの評価も高いU字ロックになります。
極太のΦ16mmの丸鋼が採用されておりピッキングに強い7ディスクシリンダーを採用。
アーム部の素材はクッションラバー加工されており、ホイールへの傷つきにも配慮されています。
120mm・160mm・220mmとバイクのホイール径にあう3種類から、あなたのバイクにピッタリなものを選んでください。
ENGGダイヤル式U字ロック
ENGGダイヤル式U字ロックはダイヤル式のU字ロックです。
キー式のU字ロックは、基本屋外で使うものなので信頼のおけないものを選んでしまうと鍵トラブルにみまわれることもあります。
雨やほこりの侵入によりシリンダーが回らなくなってしまったり、最悪強引に鍵を開けようとして鍵が折れてしまったり。
ENGGダイヤル式U字ロックは防水仕様になっているので、そのようなトラブルを軽減でき、何個もカギを持ち歩きたくない方にもおすすめ。
ただし27.9 x 18.5 x 5 cmのワンサイズのみなので、原付などの小型バイク向けです。
アブス(ABUS) Detecto 7000 RS1
1924年創業ドイツの世界的に有名なセキュリティー製品メーカーアブスのバイク用ディスクロック兼防犯アラームになります。
ディスクロックとして高品質なのはもちろんのこと、特筆すべきはそのアラーム機能。
アブス独自の3D傾斜センサー採用で、誤作動が少なく盗難時にしっかり反応してくれるアラーム機能を搭載していること。
高性能なバイク用ディスクロック・アラームを探している方におすすめのバイク用ディスクロックです。
OMOSOOバイク防犯アラーム
2,000円以下で購入できる防犯アラーム。
乾電池で駆動し、配線など必要なくシート裏やメットインスペースに置くだけで使用できます。
バイクロックによる物理的な防犯対策だけでは心配という方に、気軽に防犯強化することができる簡易的アラームになります。
【実際に使ってみた】原付・125cc未対策の方向け!盗難対策に迷ったらコレ!
窃盗犯のターゲットにされやすい高級車・希少車は別として、原付などで未対策な方はまずはバイクカバーと前後のロックを行ってみてはいかがでしょう。
原付を盗もうとする犯人像を思い浮かべると、プロではない未成年者などの犯行がほとんど。
圧倒的に多い未対策のバイクと比べ、大幅に盗難リスクを減らせるでしょう。
今回私が半年ほどつかってみた商品は以下
なぜダイヤル式のロックを購入したのかといえば、以前購入したロックが1か月もしないでダメになってしまったから。
使用しているうちに鍵がまわりづらくなり、ダイヤル式のものに買い替えました。
そのまま使い続けることは危険だと思ったので使用を控えていたのですが、ある日鍵を回してみると抜けなくなり、強引にペンチで回してみたところ折れてしまいました。
これが、バイクにロックしてるときでなかったことが不幸中の幸いです。
新しく買い替えたダイヤル式のロックは、半年ほど雨天時にも使用していますが、ダイヤルの回りが悪くなるといったトラブルもありません。
ロックするのに、いちいち鍵がいらないので取り回しもとても楽です。
バイクカバーについては多少色褪せてきたように感じますが、使用する分には問題ありません。
生地が破けたり、水が浸水してくるといったこともないです。
今回ご紹介した3点合わせても約8,000円ほど。
高級車・希少車などは応じた抑止力となる高価なバイクロックが必要になりますが、原付や125ccユーザーで盗難対策に費用をかけられないという方はまずはバイクカバー、前後のロックからはじめてみてはいかがでしょう。
安物のキー付きロックを買うのであれば、のちのちのトラブルも踏まえてダイヤル式のロックも検討してみてください。
まとめ
バイク盗難に対する考え方やおすすめの防犯グッズをみてきました。
改めて大事だと思うのが、盗難対策についての基本をおさえること。
- 犯人にバイクの車種を認識させない
- 2重ロックを心がける
- アラーム併用で犯人を怯ませる
防犯対策は抑止力であり、まずは犯人に盗難のターゲットにされないことが大事。
仮に同じ場所に同じバイクが停めてあって、補助ロックをしているのとしていないのではどちらがターゲットにされるかは明らかです。
まずは、ご自分の予算・状況・車種に応じ今回ご紹介した防犯グッズを参考に防犯対策してみてはいかがでしょう。
それでも盗難対策について不安という方は盗難保険の加入も検討してみましょう。
【もう迷わない】おすすめのバイク盗難保険はコレ!9社を徹底比較!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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