日本ではあまり需要のないタフネススマホ。
海外では需要がたかまりつつあります。
どんなに過酷なシーンでもスマホを使う場面は多いものです。
過酷な現場仕事で使っている方、アウトドアなどで使う方。
更に災害時でも一台あれば活躍してくれること間違いなしです。
基本的な防水防塵性能はもちろんのこと、ほとんどの機種で物理ボタンが備わっており、いろろな機能を割り当てられることもタフネススマホの魅力です。
Amazonで気軽に買えても安い物なら1万円台で購入できます。
今回はそんな魅力いっぱいのAmazonでも購入できる中華タフネススマホをご紹介させていただきます。
中華タフネススマホの動向
日本の市場では一部の方から支持を受けているのにとどまっているタフネススマホの需要。
グローバルにスマホの製造販売を手掛けている中国では大手のxiomi,oppo,Huaweiと差別かする意味で、中堅クラスのメーカーがタフネススマホを精力的に発表しています。
ulefone,blackview,oukitelなどのメーカーです。
日本ではでニッチな需要のタフネススマホですが世界的にみるとタフネススマホは需要があり、消費者の需要に応えるべく次々と新機種が発表されています。
さらに価格帯構成もハイエンドクラスのモデルはないものの、普段使いにはサクサク動く値段も高めで機能的に充実したミドルスペックのもと、タフネスの機能に特化したスペック的にはローエンドの低価格のモデルに2局化されている印象をもちます。
いまやスマホは生活の必需品です。
過酷な使用環境に耐えるタフネススマホは日本でも世界同様潜在的な需要はあります。
建設関係などの過酷な労働環境での使用、海や山でのレジャーでの使用などに特化させてサブ端末として使用してみるのもありですね。
過酷な使用環境でも使えるタフネススマホの特性を活かして災害時に一台あると心の余裕にもつながります。
今回は日本のAmazonなどでも比較的安く買える中華タフネススマホの魅力をたっぷりとご紹介していきます。
タフネススマホの定義とは
ここで紹介させてもらうタフネススマホの定義とはIP68などの防水防塵性能を備え、落下防止ケースなどを付けなくともタフネスの機能に特化した本体にラーバー性などのガードがついたものとさせていただきます。
ちなみにIP68のIPとはInternnational Protectionの略で以前のJIS保護等級をIEC規約と統一された保護特性記号です。
IPの後の数字の意味は最初の数字は防塵、後の数字は防水の保護等級です。
例えば防水のみに対応、防塵のみに対応の場合は数字を省略してXであらわします。
例=IP6X,IPX8
防塵の等級
保護の程度 | テスト方法 | |
0 | 保護なし | テストなし |
1 | 手の接近から保護 | 直系50mm以上の固形物体(手などが内部に進入しない |
2 | 指の接近からの保護 | 直系12mm以上の固形物体(指など)が内部に侵入しない |
3 | 工具の先端からの保護 | 直系2.5mm以上の工具先端や固形物体が内部に侵入しない |
4 | ワイヤーなどからの保護 | 直系1.0mm以上のワイヤーや固形物体が内部に侵入しない |
5 | 粉塵からの保護 | 機器の正常な作動に支障をきたしたり、安全を損なうほどの量の粉塵が内部に侵入しない |
6 | 完全な防塵機構 | 粉塵の侵入が完全に保護されている |
防水の等級
保護の程度 | テスト方法 | |
0 | 水の侵入に対して特には保護されていない | テストなし |
1 | 垂直に落ちてくる水滴によって有害な影響を受けない | 200mmの高さより3~5mm/分の水滴、10分 |
2 | 垂直より左右15度の降雨によって有害な影響を受けない | 200mmの高さより15度の範囲3~5mm/分の水滴、10分 |
3 | 垂直より左右60度以内からの降雨によって有害な影響を受けない | 200mmの高さより60度の範囲10L/分の放水、10分 |
4 | いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない | 300~500mmの高さより全方向に10L/分の放水、10分 |
5 | いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない | 3mの距離から全方向に100L分。30kpaの噴流水、3分間 |
6 | いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない | 3mの距離から全方向に100L/分.kpaの噴流水、3分間 |
7 | 規定の圧力、時間で水中に没しても水が浸入しない | 水面下。15cm~1m,30分間 |
8 | 水面下での使用が可能 | メーカーと機器の使用者間の取り決めによる |
タフネススマホの選び方
ふつうのスマホのように種類がそこまで多くないので選びやすいでしょう。
ロースペックのタフネスに特化しているモデルと普段使いではこまらないミドルスペックのモデルに2局化しています。
タフネススマホを使うシーンを通話やSNSなどだけにわりきるなら価格の安い1万円台のモデルを購入するのもありです。
ただしこのようなモデルはスペックが低いのでネットを閲覧するブラウジングでもストレスを感じる場面が多いかもしれません、予算に余裕があれば3万円前後のミドルスペックのモデルをおすすめします。
さらにモデルによってバッテリーの容量や、その機種独特の売りの機能もありますので、個々のスペックをみて検討してください。
中華タフネススマホのメリット
それでは中華タフネススマホのメリットを見ていきましょう。
主な中華タフネススマホのメリットは以下になります。
- とにかく丈夫
- 価格が安い
- アマゾンなどの日本のECサイトで手軽に買える
とにかく丈夫
そもそも過酷なシーンで使うことに特化したモデルなので、壊れにくく防塵防水性能に優れています。
例えば10万円以上する高価なスマホを雑に扱うことはなかなかできないですよね。
タフネススマホならもし落としてしまったり、水にぬれてしまっても大丈夫です。
どんな過酷な状況でも使いたいときに使える、そんな使い方が出来るのがタフネススマホの魅力です。
価格が安い
タフネススマホに限ったことではありませんが、中華スマホは日本のキャリアで販売されている端末より驚くほど安いです。
安いモデルでは1万円台、ミドルスペックのものでも3万円位とかなりお手頃な価格設定になっています。
世界的に拡大している中華スマホのシェア、それはコスパの高さにあります。
低価格はもちろんですが機能面でも各メーカーしのぎをけずっています。
今回紹介するタフネススマホを販売している中堅クラスのメーカーもライバルとの価格競争とのなか生き残りをかけるのに必死です。
中華スマホはただ安いだけの、安かろう悪かろうの時代は終わりました。
性能を担保しながら驚くほどの安さで買えるのが中華タフネススマホの魅力です。
アマゾンなどの日本のECサイトで手軽に買える
気軽にアマゾンなどのECサイトで購入することができます。
日本のECサイトで購入するメリットは購入してから、すぐに自宅に届くことです。
海外通販でも購入でき価格も日本のECサイトで買うより安いですが、届くまでに時間がかかってしまいます。
具体的には早い物でも1~2週間長くなると1か月以上待たされてしまう場合もあります。
また購入時商品が届かないなどのトラブルがあった場合、運営側とのやり取りが面倒になります。
日本のECサイトならサポートもしっかりしていますし、初期不良のようなものなら対応もしてくれますので安心です。
中華タフネススマホのデメリット
では逆にデメリットになるようなものはどのようなものがあるのでしょうか。
中華タフネススマホのデメリットは以下のようなものになります。
- 重量が重い
- 対応バンドの確認が必要
- サポートはあまり期待できない
重量が重い
タフネススマホが敬遠される一つの理由にスマホ本体の重量が重いということがあげられます。
スマホ本体を守るためにラバー製の樹脂で背面で覆ったり、外枠を金属で頑丈に覆ったりとどうしても自重が重くなってしまいます。
タフネススマホの重量は300gを超えるものも多く、通常のスマホの1.5倍から2倍位の重量になります。
ちなみにアイフォンSEや新型のグーグルピクセルの重さが150g位ですからこれらのスマホを2台つねに持ちあるいているのと同じ感覚です。
対応バンドの確認が必要
タフネススマホに限らず中華スマホは中国国内や世界標準のバンドにあわせて作られていますので、日本のキャリアに必ずしも対応していないものもあります。
中華スマホと相性の一番良いキャリアはソフトバンク系です。
ソフトバンクの使っているバンド帯が他の国でもつかわれているメジャーなバンド帯なので、ほぼどんな中華スマホのバンドにも対応しているといってよいでしょう。
次にドコモ系です。プラチナバンドのバンド19に対応していないものもありますが、プラチナバンドの特徴として山奥や田舎の地域でなければ、問題なく使えるといってよいでしょう。
最後にau系は少し世界的にみるとマイナーなバンド帯をつかっており、対応していないスマホも多いです。
さらにバンド自体は対応していても通信方式が特殊で使えない場合もあります。
このあたりは各メーカーまた機種ごとに対応バンドが変わってきますので、購入する前にチェックが必要です。
サポートはあまり期待できない
紹介する中華タフネススマホメーカーのulefone,oukitel,blackviewは例え保証がついていても、故障してしまった時などは中国本土のサポートセンターに問い合わせるなど手続きが面倒になります。
日本のキャリア端末などのように手あついサポートは期待できません。
ただし日本のECサイトから購入された場合はショップが保証してくれる場合もあります。
例えばAmazonなら購入して一か月以内の不具合ならば返品、返金に応じてもらえます。
格安でコスパの高い中華スマホは購入にあたってある程度自己責任の覚悟が必要です。
Amazonで買えるおすすめタフネススマホ
ロースペック編
価格帯は1万円台になります。
cpuの性能をわかりやすくantutuベンチマークでしめしていますが、10万点を切るモデルです。
10万点を切ると3Dゲームで遊ぶのは難しく、ブラウジングでも画像の読み込みなどに多少時間がかかることがあります。
軽い調べもの、SNSの利用にとどまる使い方で満足するかたでとにかく価格をおさえたいというかたにおすすめです。
Ulefone ArmorX7PRO
画面サイズ | 5インチ |
重量 | 234g |
ディスプレイ | 720×1280HD |
OS | Android10 |
CPU | HelioA20 |
Antutuスコア | 約50,000点 |
カメラ性能 | シングルカメラ |
ROM | 32GB |
RAM | 4GB |
バッテリー | 4,000mAh |
対応バンド | 4G/LTE1,2,3,4,5,7,8,12,17,19,20 3G 1,2,4,5,8 2G 2,3,5,8 |
コンパクトな5インチサイズで重量もタフネススマホとしては約230gと控えめで持ち運びに便利です。
うれしいのは日本のキャリアのバンドにフル対応していることです。
PROなしのX7モデルも発売されていますがこちらはram2G,rom16Gのモデルになります。
通常デフォルトの状態のOSで10G弱容量がつかわれますのでさすがに16Gの要領ではきびしく、使い勝手のことを考えると少し値段が高くなりますがこちらのPROモデルをおすすめします。
OUKITEL WP5
画面サイズ | 5,5インチ |
重量 | 295g |
ディスプレイ | 720×1440HD+ |
OS | Android9 |
CPU | HelioA22 |
Antutuスコア | 約70,000点 |
カメラ性能 | トリプルカメラ メイン1300万画素、補助センサー付き |
ROM | 32GB |
RAM | 3GB |
バッテリー | 8,000mAh |
対応バンド | 4G/LTE1,3,4,7,8,19,20 3G 1,8 2G 2,3,5,8 |
何と言っても巨大な8,000mAhのバッテリーを搭載していて、通常のIP68規格に加アメリカの軍隊の物資輸送規格のMIL規格にも対応しています。
トリプルカメラをうたっていますが、最近の中華スマホ同様に見た目重視の性能は余り期待しない方がよさそうです。
対応バンドはソフトバンク系にはフル対応です。
ドコモもプラチナバンド対応で実用に問題ないでしょう。
auに関しては使えないと思っておいて間違いないです
Blackview BV5900
画面サイズ | 5、7インチ |
重量 | 268g |
ディスプレイ | 720×1520HD+ |
OS | Android9 |
CPU | HelioA22 |
Antutuスコア | 約70,000点 |
カメラ性能 | デュアルカメラ メイン1300万画素、補助センサー付き |
ROM | 32GB |
RAM | 3GB |
バッテリー | 5,580mAh |
対応バンド | 4G/LTE1,3,7,8,20TDD:B40 3G 1,8 2G 2,3,5,8 |
Blackviewは楽天市場に販売店舗を設置していて日本市場に力をいれていて技適も取得しています。
更にイヤホンが付属しており、付属アクセサリーが豊富な中華スマホですがイヤホンまで付属しているのは珍しいです。
対応バンドはソフトバンク系はフル対応。
ドコモ系はプラチナバンド非対応で山奥や田舎の地域で使う場合は注意が必要です。
au系は使えないと思っておいた方が良いでしょう。
ミドルスペック編
主に3万円前後のモデルになります。
antutuスコアで15万点以上あれば、重い3Dゲームをしないかぎり普段使いには十分なスペックになります。
予算に少し余裕があってサクサク使いたいという方にはミドルクラスのスペックのタフネススマホを選ぶことをおすすめします。
Ulefone Armor7E
画面サイズ | 6.3インチ |
重量 | 290g |
ディスプレイ | 2,340×1,080FHD+ |
OS | Android9.0 |
CPU | HelioP90 |
Antutuスコア | 約210,000点 |
カメラ性能 | トリプルルカメラ 48MP、2MP,2MP |
ROM | 128GB |
RAM | 4GB |
バッテリー | 5,500mAh |
対応バンド | 4G/LTE1,2,3,4,5,7,8,12,17,18,19,20,25,26,28A28B,66,71 LTE-TDDB34,38,39,40,41 3G 1,2,4,5,8 |
ミドルスペックのulefoneのarmor7eもドコモ、ソフトバンクauキャリアともうれしいバンドフル対応です。
防水、防塵性能に特化したタフネススマホですがantutuスコアが20万点前後あれば重い3Dゲームをしない限りサクサクと動作してくれるでしょう。
さらにストレージも128Gあれば使いきるのが難しいくらいに十分な容量です。
OUKITEL WP6
画面サイズ | 6.3インチ |
重量 | 375g |
ディスプレイ | 1080×2340HD+ |
OS | Android9 |
CPU | HelioP70 |
Antutuスコア | 約140,000点 |
カメラ性能 | トリプルカメラ メイン48MP、補助センサー付き |
ROM | 128GB |
RAM | 6GB |
バッテリー | 10,000mAh |
対応バンド | 4G/LTE1,2,3,5,7,8,20 3G 1,2,5,8 2G 2,3,5,8 |
対応バンドはドコモ、ソフトバンク系はフル対応。
au系は使用不可です。
同じミドルスペックのカテゴリーのなかでもulefoneのarmor7eよりcpuスペックは一つ劣りますが、普段使いのネットの利用などには問題のないレベルです。
驚異の10,000mAhの大容量のバッテリーと引き換えにタフネススマホのなかでも最重量級です。
少し残念なのは充電ケーブルがタイプCに対応していない所です。
Blackview BV6300Pro
画面サイズ | 5.7インチ |
重量 | 230g |
ディスプレイ | 720×1440HD+ |
OS | Android10 |
CPU | HelioP70 |
Antutuスコア | 約140,000点 |
カメラ性能 | クアッドカメラ メイン16MP、8MP,2MP,0,3MP |
ROM | 128GB |
RAM | 6GB |
バッテリー | 4,380mAh |
対応バンド | 4G/LTE1,2,3,4,5,7,8,12,13,17,18,19,20,25,26,28A,28B,66TDD:B38,40,41 3G 1,2,4,5,8 |
全てのキャリアにバンド自体はフル対応。Amazonの販売ページでもauも対応とありましたが、auは通信規格が特殊で端末との相性があるので動作確認が必要です。
こちらのcpuもhelioP70で普段使いにはストレスなく使用でき問題ありません。
タフネススマホながらあまりごつごつしたイメージはなく、ゲーミングスマホのように洗練されたおしゃれなルックスです。
まとめ
日本ではあまり使っている人を見かけないタフネススマホ。
認知度も低く重量が重いので、知っていても敬遠されがちです。
しかしアウトドアや過酷の状況化での使用にタフネススマホを購入するのもありだと思います。
いまやスマホは生活の必需品です。
どんなに過酷なシーンでもスマホは必須。
高価なメインスマホを壊してしまうのも勿体ないですし、タフネススマホなら雑に扱っても壊れる心配はありません。
特に中華製のタフネススマホなら価格も安く、サブスマホとして使うにはもってこいです。
さらに災害時にもタフネススマホなら過酷な状況にも耐えられるので、持っていれば安心です。
今回紹介したタフネススマホに力を入れている中国メーカーの、ulefone,oukitel,blackviewはタフネススマホの新機種を精力的に発表しています。
今回紹介した商品より新しい機種も海外では発表されています。
Amazonでは販売が海外より遅れるため、ぜひ興味をお持ちになったらAmazonで新機種が販売されていないかチェックしてみてくださいね。
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