普段あまりタクシーを利用しないんだけど、急いでいるからタクシー使おうかな。
流しのタクシーをつかまえたいんだけどコツとかあるの?
そんな疑問にお答えします。
東京でタクシー乗務員歴12年のmasakiです。(masakitblog2020)
普段お乗せする側でタクシーの仕事に携わっているからこそ、タクシーの乗り方をすみからすみまで理解しています。
そんな私がタクシービギナーのかたへ基本的なタクシーの乗り方から、流しのタクシーのつかまえ方のちょっとしたコツまで徹底解説します。
この記事で分かる事
- 基本的なタクシーの乗り方
- 流しのタクシーのつかまえ方のちょっとしたコツ
お付き合いいただけたら幸いです。
【タクシーの乗り方】基本的な乗り方は4つ
タクシーの乗り方には4つあります。
- 流しのタクシーを拾う
- 乗り場から乗る
- 電話で予約する
- スマホの配車アプリを使う
です。
電話での予約やスマホのアプリを利用する場合メーター料金にプラスする形で迎車料金がかかります。
タクシー会社により金額が違いますが、大体300円~420円の間です。
さらに別途予約する場合には、予約料金が発生する場合もありますので注意が必要です。
タクシーを呼ぶ方法については以下の記事で詳しく解説しています。
タクシーはどうやって呼ぶ?方法や注意点を現役乗務員が徹底解説!
流しのタクシーを拾う
走行中のタクシーをとめて乗車します。
タクシーの止め方は、手をあげてタクシー運転手に乗車したいことをアピールします。
注意しなければいけない事は、空車のサインが出ていないタクシーには乗車できない事です。
また場所によっては空車のサインが出ていても乗車できないこともあります。
こちらは後で解説します。
タクシー乗り場から乗る
タクシー乗り場で一番メジャーなのが駅や空港のタクシー乗り場です。
時間帯によっては並んでいる方もいるので、きちんと順番をまもって乗車してください。
駅や空港以外のタクシー乗り場
- 病院
- 大型のオフィスビル
- ショッピングモール
など
電話で予約する
乗車したい地域のタクシー会社に電話して手配する方法です。
大手のタクシー会社やグループでは専用の無線センターがあり専用ダイヤルに電話して手配します。
昔はタクシーを呼ぶといったら電話して呼ぶのが一般的でした。
今はスマホのアプリでタクシーを呼べるようになったので、需要も下がっています。
ただ、事前に予定が決まっていたり冠婚葬祭などでタクシーの台数を多く呼びたいときには電話で予約したほうが良いでしょう。
なぜならアプリ配車は近くにいるタクシーを自動的に配車します。
アプリ配車の場合、天候条件などで近くにタクシーがいなかったり、一気に多くのタクシーを同時に呼ぶことが難しい場合もあるからです。
スマホの配車アプリを使う
スマホのGPSに連動する形で、スマホをタップするだけでかんたんにタクシーを呼ぶことが出来ます。
また電話予約より手配から乗車までの時間がかかりません。
電話予約の場合、無線室を通すのでどうしてもタイムラグが生まれてしまいます。
アプリ配車なら、タクシーに搭載されているシステムにスマホからダイレクトにデータが行くので、より待ち時間なく配車される仕組みです。
迎車料金は発生しますが、クーポンもよく発行されるので、お得にタクシーを利用できますよ。
タクシーアプリGOは旧japantaxiとMovが合併して登録されているタクシー台数も日本最大級です。
登録されている台数が多いという事はタクシーをつかまえやすいという事です。
是非一度利用してみてはいかがでしょう。
GOの使い方については以下の記事で詳しく解説しています。
【タクシーの乗り方】実は乗れない場合もあるんです
走っているタクシーをみつけても乗れないときがあります。
どんな時にタクシーが来ても乗れないのでしょう
- 空車の表示が出ていないタクシーには乗れません
- 場所によっては空車表示がでていても乗れません
空車の表示が出ていないタクシーには乗れません
フロントの助手席側にある表示板(スーパーサインといいます)に空車表示されていないタクシーには基本乗ることができません。
理由はお客様をお乗せしている最中だったり、帰庫時の回送中だったりします。
ただし私もたまにやってしまうのですが休憩終わりに、空車にし忘れて回送のまま走ってしまうこともあります。
回送のタクシーが通りかかったら念のため手を上げれば止まってくれるケースもあるかもしれません。
乗車できない時のスーパーサイン表示
実車
お客様をお乗せしている状態です。
地域にもよりますが、東京では実車中はタクシーの屋根についているランプ(行灯と言ったりします)も消えます。
逆に行灯が光っている状態のタクシーは空車中のサインでもあります。
近県の埼玉などでは実車になっても行灯がついたままなので注意が必要です。
迎車
迎車サインが出ているタクシーはお客様をお迎えにあがっているタクシーです。
予約車
迎車中に実車ボタンを押すと予約車表示にかわります。
迎車中の待機中に出す表示ですが、たまに予約車の状態で街中を走っているタクシーを見かけることがあります。
ただたんに迎車中のスーパーサインを回送から空車へ戻し忘れているだけです。
回送
回送サインを出していれば基本お客様の乗車を断ることができます。
帰庫時間が迫っていたり、トイレに行きたいなどの理由があるからです。
ただ偽装回送といって回送サインをだしつつお客様の選り好みをする行為は厳罰に処分されます。
貸切
観光などで貸し切りの営業をしている最中の表示です。
普段あまり見かけることはありません。
場所によっては空車表示がでていても乗れません
空車サインが出てれば、例え回送サインの出し忘れでも、お客様をお乗せしなくてはいけない厳しいルールがあります。
ただし例外としてお客様をお乗せできない場所もあります。
法律に反する場所
交差点内の内側や横断歩道上での駐停車は道交法で禁じられています。
のちのちのお客様とのトラブルをさけるため、そのような場所で乗降しているタクシーもいます。
交差点内の内側や横断歩道上でタクシーに乗る行為は基本NGです。
実際はその様な場所で乗降しても、取り締まられることはほとんどありませんが、重点地域の場合取り締まられることもあります。
例)東京で言えば六本木の交差点
新宿南口界隈の陸橋の上
このような場所はタクシーの乗降禁止区域になっているため、お客様からの乗車の申し出があってもお乗せすることができません。
また東京の場合、タクシー業務特別措置法で銀座地域の4丁目から8丁目までの一角平日の22:00~翌1時まではタクシー乗り場からしかタクシーに乗ることができません。
【タクシーの乗り方】流しの止め方のコツ
流しているタクシーを止めるには少しコツがいります。
その中で注意点があります。
タクシー需要が増える、朝の通勤時や休日前の繁華街の終電終わりは、同じくタクシーを探しているかたとバッティングするケースも少なくありません。
以前からタクシーを待っている方から横取りするような形でタクシーをつかまえると争いに発展しています。
実際にタクシーの奪い合いで傷害事件に発展したのを聞いたことがあります。
以前からタクシーを待っているかたが近くにいる場合、横取りするような行為はさけましょう。
タクシー運転手にわかりやすくアピールする
手を上げるのが控えめなかたが中にはいらっしゃいます。
そんなとき運転手側からみると手を上げているのかどうかわかりづらいときがあります。
大げさに手を振ったりしなくても、アイコンタクトをとったり車の方に向けて手を上げるだけで、われわれもお客様だと気づきやすくなります。
夜はスマホでアピール
明かりのない暗闇でタクシーを止めたいときは、スマホの明かりをタクシーに向けてもらうと確認しやすくなります。
特に幹線道路などスピードが出るような場所では効果的です。
実際わたしも過去に何回も通り過ぎてしまってから「さっきのはお客様だった」と気づいたことがあります。
気づいたとしてもスピードがでているために止まるにとまれないのです。
スマホの光をかざしてもらう事でスピードが出ていても、遠くからお客様だと認識できます。
【タクシーの乗り方】タクシーが捕まりづらい状況の時にはどうする?
タクシーが捕まりづらい時とは
- 祝日前の終電終わり
- 朝の通勤時
などがあげられます。
祝日前の終電終わり
歓楽街などで終電を逃してしまうとタクシーをつかまえづらくなります。
ただ年末の忘年会シーズンや大型連休を覗いてつかまりづらくなるのは一時的な時間帯になります。
一番タクシーをつかまえづらい時間帯は終電直後の12:30すぎから翌2時位です。
タクシーを利用する時間を少しずらすだけでつかまえやすくなりますよ。
どうしてもタクシーをつかまえたい場合、タクシーを待っている人の中で待つのではなく、繁華街に向かってくるタクシーをつかまえるのが効果的です。
空車のタクシーは繁華街にお客様を求めて集まってくるので、繁華街に入るところまで移動してつかまえるのです。
- タクシーの需要が極端に高くなる12:30から2:00ごろまでの利用を控える
- 繁華街に入ってくる前のタクシーをつかまえる
朝の通勤時間帯
朝の通勤時間帯も終電終わりとおなじくタクシーが捕まりづらい時間です。
こちらは朝の8:00~9:00がピークになります。
朝の通勤ピーク時間に利用するとなると確実にタクシーをつかまえるのは難しくなります。
そのため早めの予約をしておくことをおすすめします。
タクシーアプリGOの新機能として7日前から利用25分前まで予約できる新機能が搭載されました。
さらに前進のjapantaxiアプリは予約したにも関わらず、到着できないことを恐れ予約可能枠が極端に少なかったのです。
なので実際お客さまからもなかなか予約できないという声も伺っていました。
今回GOアプリに搭載された予約機能についてはAIを活用することでjapantaxiの予約成約率の10倍にアップしたといわれています。
特に朝の8:00ごろは需要が増えるためタクシーをつかまえるのが難しくなります。
雨などの天候条件もかさなればなおさらです。
是非GOアプリの予約機能を活用してみてください。
まとめ
タクシーの乗り方には4種類の乗り方があります。
- 流しのタクシーを拾う
- 乗り場から乗る
- 電話して予約する
- スマホの配車アプリを使う
基本的にはタクシーのスーパーサインに空車表示されているタクシーにしか乗れません。
また流しで乗る場合には、タクシーに乗車したい旨をしっかりアピールしてください。
タクシーがつかまりづらいときにはスマホの配車アプリが大変便利です。
タクシーアプリGOは日本最大級のタクシー登録台数を誇っているので待ち時間も少なくタクシーを利用できますよ。
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