近頃発売されるスマホは本当にスペックの高いものが多いです。
特にアンドロイドスマホのメモリーRAMに注目してみると、6G.8Gはたまた12Gなんてものもあります。
そもそもスマホに大容量のメモリーRAMが必要なのか考えていきたいと思います。
スマホに大容量のメモリーって必要なの?
結論から言うと今のアンドロイドスマホ自体CPUの性能と照らし合わせたRAMの容量が最適化されており、通常使いでは4GB程度のRAMで十分と言えるでしょう。
アプリを複数たちあげてみて、RAMの使用状況を確認してみましたが、RAMの使用量にほとんど変化はありませんでした。
さらにこちらの動画でも検証されています。
一昔まえのアンドロイドの低スペック端末ならまだしも、最近のスマホならRAM不足で不具合が起こることはまずないといってよいでしょう。
使用する端末によってのバグなどにより不具合が起こったケースもあるようですが、すくなくとも私はそんな経験をしたことがありません。
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9to5Googleに送付された声明によると、Googleはメモリ問題を改善する修正を「今後週間以内に」提供するとのこと。Googleの広報担当者は、このアップデートは具体的には「バックグラウンドアプリが不意に終了しないようにする」と述べています。この不具合は、アプリを数本立ち上げていると、バックグラウンドアプリがメモリ不足により強制終了してしまうという症状です。写真を撮るとSpotifyやPodcastで再生していた音楽が止まるといった多くのユーザー報告が伝えられています。
一部のゲームユーザーをのぞいて過剰なメモリーを搭載したスマホはほとんどのかたにとってオーバースペックともいえる仕様だと言えるでしょう
専門家によるこんな提言がなされています。
Huaweiの幹部であるLao Shi氏も「スムーズなスマートフォンの操作を求めるなら、メモリは4GBで十分だ」とコメントしています。ソフトウエアがますます大きく複雑になり、カメラがRAWフォーマットに対応して高精細な画像撮影が可能になり、スクリーンが大きくなれば必要なメモリ容量は増加します。
しかし、Shi氏は「メモリ容量を6GB、8GBと引き上げることは性能にほとんど影響しない。それ以上に、大容量メモリを搭載することによる値上げ幅が増加するコストよりも大きくなるため、利幅を稼ぐ事が本当の狙いだ」と指摘しています。
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では大容量メモリーRAMを必要にするのはどんなひと?
現状一部の高負荷のかかるゲームユーザーのみ恩恵をうけているといっていいでしょう。
先ほども言ったように普段使いしているアプリならタスクを重複してひらいてもRAMの使用量に変化はほとんどみとめられませんでした。
影響がある場合は同時に高負荷なゲームを遊ぶケースです。
前にプレイしていたタスクに戻るとRAMの容量が少ないと、タスクキルの状態になって途中からゲームを再開できなくなることがあるようです。
結論
普段使いする分には4GB程度のメモリーRAMで十分と言う結果になります。
最近大容量のRAMをつんだスマホをよくみかけますが、恩恵をうけるかたはゲームのヘビーユーザーなどにかぎられます。
スマホの性能はCPUに依存している部分が高いため、高性能のCPUをつんだスマホなら大容量のRAMをつんでいれば性能を最大限にひきだせます。
つまりハイスペックなスマホが必要かどうかは置いておいて、CPUの性能とRAMの容量はある程度比例するのです。
そもそも高負荷なゲームで快適に遊ぶためには高性能のCPUがもとめられるため、ミドルスペック以下のスマホに大量のRAMを積んでいる意味はあまりみあたりません。
中華スマホなどで最近ミドルスペックのスマホに大容量のRAMを積んだモデルも多く発売されていますが、実用面というよりライバルメーカーとの差別化を意識したものと思います。
近年スマホの高性能化が加速しています。
私も含めて高機能なスマホのスペックを使いこなせている人がどれだけいるのか疑問に思います。
同じ値段で同じ性能のものなら大容量のRAMをつんだスマホを選びたくなるのも人間の心理ですけどね。
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