バイク買取チラシの違法性は?貼られていた時の対処方法と注意点!

バイク通勤

ご自分のバイクにバイク買取のチラシが貼られていた。

巷では、窃盗団のマーキングともまことしやかにささやかれていて、不安に思う方も多いはず。

そこで、この記事では

  • バイク買取ちらしが貼られたことに対しての違法性
  • バイク買取ちらしが貼られたときの注意点や対処方法

を考えていきます。

違法性があきらかならば、しかるべき対処をすることで不安を解消できます。

しかし、そもそも実態がない業者がほとんどなので、クレームをいれてもまともな対応は期待できないでしょう。

まずは

  • 買取チラシが貼られていたらすみやかに剥がす
  • 窃盗団のマーキングの可能性も捨てきれないのでバイクの防犯対策を強化する

ことが重要です。

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バイク買取チラシが勝手に貼られたときの違法性

バイク買取チラシが貼られたときの違法性について考えていきたいと思います。

結論からいうと、すぐに違法性を問えるかどうかは微妙で、迷惑行為に該当するでしょう。

バイク買取チラシが貼られていたということの違法性を問えるとしたら、以下の2点

  • 器物破損
  • 不法侵入

器物破損

チラシを貼られただけで、罪に問うのは難しいです。

ボディーに傷がついたりパーツが壊されたような理由があれば別ですが、原因がチラシを貼られたことと証明するのも難しいでしょう。

不法侵入

勝手に人の敷地に入り込み、バイク買取チラシを貼っていくという行為は腹立たしくありますが、すぐに罪に問えるかどうかも微妙。

他人でもアクセスできる駐輪場などは、営業活動をしているということを正当な理由づけにできるからです。

不法侵入にあたる住居侵入罪や不退去罪を問うには、「バイクの張り紙禁止」の文言や「敷地内での営業活動の禁止」などの注意喚起が必要になります。

バイク買取チラシが貼られることに大きな不安を感じるようなら、まずは大家さんや管理会社などに相談し、次に最寄りの警察へ申し出るようにしてみましょう。

参考:デイライト法律事務所

バイク買取チラシを貼っていく業者の実態

バイク買取チラシを貼っていく業者の実態として

  • 窃盗団のマーキングの可能性
  • 安くバイクを買いたたいていく怪しい業者

    の2つが考えられます。

    仮に魅力的な査定額が書かれていたとしても、後々トラブルが考えられるため利用するのはおすすめできません。

    バイク買取チラシを張り付けていく業者がまともではない理由は後から解説していきます。

    窃盗団のマーキングの可能性

    昔からよく言われている買取チラシが貼られている理由に、窃盗団のマーキングの可能性があります。

    バイクに買取チラシを貼ることで、所有者の行動を観察しているとも言われています。

    何日もチラシが剝がされていなかったなら、所有者がバイクに乗る頻度が低く、なおかつバイクに関心が薄いことがわかってしまいますよね。

    窃盗犯からしてみれば、そのようなバイクは犯行の発覚のリスクが低い恰好のターゲットとなってしまいます。

    全てのケースが窃盗犯のマーキングともいいきれませんが、買取チラシが貼られていたら「バイクに目を付けられているかも」と注意しておきましょう。

    安くバイクを買いたたいていく怪しい業者

    ネット上では、実際に買取チラシの業者へバイクを売ったという方もおり、本当の業者の可能性もあります。

    大手の業者に買取依頼するのが面倒に思っていたり、「まあ手放してもいいかな」というバイクを売ることに積極的ではない方に、営業をかけることでターゲットにできるからです。

    業者からみれば、何百台に一台でも利益を得られるバイクを見つけられればしめたもの

    バイク買取チラシは、数うちゃあたるの戦略で不特定多数のバイクを買取のターゲットにしている業者の可能性もあります。

    バイク買取チラシを貼っていく業者がまともではない理由

    そもそも自宅の敷地内に侵入して、チラシを貼っていく業者がまともではないのは明らかです。

    中古二輪自動車流通協会の公式Twitterには、買取チラシの業者にバイクの買い取りを依頼すると

    • 廃車や名義変更がされない
    • お金が支払われない
    • 連絡先が不明

    というようなこともあると、注意喚起もなされています。

    しかし、もしかしたら本当に高額で買い取ってもらえるかもと思っている方へ、もう少し細かい点を詰めていき、バイク買取チラシの業者がまともではない理由をあげていきます。

    • 中古二輪自動車流通協会では張り紙を禁止されている
    • 査定金額がデタラメ
    • 書かれている情報がデタラメ

      中古二輪自動車流通協会では張り紙を禁止されている

      バイク買取で有名なバイク王やバイクランド、バイクワンなどが加盟する中古オートバイの一般社団法人中古二輪自動車流通協会ではバイクへの張り紙を禁止しています。

      一般社団法人中古二輪自動車流通協会では、バイクへの貼り紙チラシを禁止しています。これはバイクの所有者からすると迷惑行為ですし、私有地などにある車両への貼り紙行為は不法侵入などの違法行為も含まれます。また車両やカバーへの貼り付けによる車両への粘着残りやメッキ等の破損やカバーの破損などの恐れもありますので、非常に迷惑な行為と認定しています

      中古二輪自動車流通協会

      バイク買取チラシが本当の業者だとしても、売買の手続きをしっかり行わなかったり、通常より安く買いたたくなど、まともな業者ではない可能性が高いです。

      査定金額がデタラメ

      私自身過去に何回かチラシを貼られたことがありますが、その都度チラシに書かれている査定額がバラバラでした。

      きちんと査定しているのではなく、適当に高めの金額を提示して買取依頼を受けるための釣りだと思います。

      通常バイクの査定額を出すには、走行距離やバイクの状態など細かなチェックが必要。

      もし業者だとしても、適当に流れ作業でつけた査定額でしょう。

      買取チラシの正体が業者だとしても、安く買いたたかれてしまうか、トラブルにみまわれてしまうのがオチです。

      書かれている情報がデタラメ

      バイク買取チラシの業者名に「バイクセンター」と書かれている買取チラシがあります。

      バイクセンター自体は東京の足立区に存在し、チラシに書かれている住所も実在するバイクセンターのもの。

      しかし、「買取チラシ偽バイクセンター」の電話番号は実在するバイクセンターとは違います。

      つまり買取チラシの業者は、実在する「バイクセンター」の名前をうたった全くの偽物であり別の業者というわけです。

      実在するバイクセンターでは以下のような注意喚起もなされています

      バイクセンターの「買取チラシ」をバイクに張り付けられ、ご迷惑をお掛けしているというお問合せを多数頂いております。

      弊社「バイクセンター」では、お客様の敷地内に無断で侵入し、大切なバイクに「買取チラシ」を張り付けるような営業行為は行っておりません。

      バイクセンター

      チラシの種類によって古物商許可番号の数字もバラバラ。

      実在する業者名をうたって、チラシに書かれている内容を偽造する業者が、まともな物とは到底思えません。

      バイク買取チラシが貼られていた時の対処方法と注意点

      ここからはバイク買取チラシが貼られていた時の対処法と注意点をあげていきます。

      対処法と注意点は以下

      • すぐに剥がす
      • 防犯対策の強化
      • しつこい場合は大家さんや警察に連絡

      すぐに剥がす

      まずはともあれすぐに剥がすこと。

      すぐにバイクに乗ることがなかったとしても、貼り付けておくままにして良いことは1つもありません。

      窃盗団のマーキングだとしてそのままにしておいたなら、防犯意識の低い所有者だと思われ盗難のターゲットにされてしまう恐れがあります

      また、魅力的な文言が書いてあったとしても、のちのちトラブルになるのがオチなので、買い取りを依頼するのはやめておきましょう。

      防犯対策の強化

      窃盗犯の仕業という可能性がある以上、いままで以上にバイクの盗難対策を強化しましょう。

      特にご自宅でバイクカバーを掛けていない方は、バイクカバーをかけるようにしてください。

      もしも、買取チラシが窃盗犯の第一段階の下調べなら、車種が特定できなくなります。

      私もバイクカバーを掛けるようにしてからは、査定額は書かれず「高価買取」としか書かれないようになりました。

      仮にバイク買取チラシが、窃盗犯のマーキングだという都市伝説だとしても、防犯対策に力をいれておくことに越したことはありませんよね。

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      しつこい場合は大家さんや警察に連絡

      もし、不安に思うなら賃貸なら大家さんや管理会社に依頼して、持ち家ならご自分で「バイクに張り紙をすることは禁じる」といった注意喚起をしておきましょう。

      住居侵入罪や不退去罪といったような罪を問うには注意喚起が必要だからです。

      それでも繰り返し張り紙を貼られるようなことがあれば、警察に相談するようにしましょう。

      自ら業者に電話してクレームを入れるのもありですが、まともな業者じゃない以上個人情報をさらすのは危険ですし、しっかりとした対応は期待できません。

      クレームを入れるにしても、個人情報は伏せておくようにして、今度チラシを貼られたらすぐに警察に通報するぐらいにとどめておきましょう。

      まとめ

      バイク買取チラシが貼られていたからといって、すぐに違法性をあげ罪に問うのは難しいのではと思います。

      不法侵入を問うには注意喚起が必要ですし、明確な実被害を証明できなければ警察も真剣には動いてくれないからです。

      まずは

      • 買取チラシをすぐに剥がす
      • バイク盗難対策の強化

        を行い窃盗犯の仕業である可能性もあることを頭に入れ、自己防衛につとめていきましょう。

        補助ロックやアラームなどの防犯対策だけでは不安。

        そんな方は、バイク盗難保険への加入も検討してみてください。

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        最後までお読みいただきありがとうございました。

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